2007-04-15から1日間の記事一覧

天の国のことを学んだ者

以上、「種まきのたとえ」から始まった13章の七つのたとえを語り終えたイエス様は、弟子達にこれらのたとえを理解したかどうかを尋ねました。弟子達は「分かりました」と答えました。イエス様は、天の国のことを学んだ者は「一家の主人」に似ていると言われ…

網のたとえ 

後半の、網によって集められた魚のたとえで引用される網とは地引き網のことです。漁師が夜のうちに網を投げこんでおくといろいろな魚が入り、朝、一杯になった網を引き揚げます。ある聖書学者は「伝道とは暗い海に網を投げるようなものだ」と言いました。こ…

天の国・天の支配

これは天の支配、言い換えれば神様の支配の中に入る、神様の支配のもとで生きるということです。それはイエス・キリストに出会い、イエス・キリストと共に生きる、福音を信じて永遠の命を与えられるということです。そのことはそれまで築いてきたもの全てを…

すべて処分するということ

「汗と涙の結晶」などという表現があるように、努力を重ね、それ迄に築き上げてきた自分の人生「そのもの」に近いものを手放すということは簡単なことではありません。ところがこのたとえでは、手放すことに何のちゅうちょも迷いも見られません。むしろ喜ん…

共通点と相違点

最初の人は、宝を探していて掘り当てたのではなく、たまたま偶然に見つけました。それに対して真珠商人はあちこちを探し尋ねた結果見つけました。共通点は、彼らが発見した後、手に入れる為に同じような行動をとったことです。彼らは今まで蓄えてきた財産を…

宝と真珠のたとえ

ある人が畑を耕していたら偶然に宝を見つけました。当時パレスチナでは財宝をつぼに入れて土の中に埋めることがよくあったようです。戦火から、或いは略奪から財産を守る為です。たとえでは、財産を埋めた畑は何らかの事情で人手に渡り新しい所有者が畑を小…

はじめに

本日の聖書でイエス様は三つのことを語っています。初めの二つは天の国のたとえであり、三つ目は天の国のことを学んだ者の「姿」です。

 13章44−52節

44 「天の国は次のようにたとえられる。畑に宝が隠されている。見つけた人は、そのまま隠しておき、喜びながら帰り、持ち物をすっかり売り払って、その畑を買う。 45 また、天の国は次のようにたとえられる。商人が良い真珠を探している。 46 高価な真…