2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「あなたは、わたしに従いなさい。」

イエス様が言われた意味は、こういうことではないでしょうか。 「あなたのやるべきことは、ただ一つ。私を見つめて、私につながり、私に従うことなのだよ。あなたにとって、他の人の運命は二の次だよ。私の姿を見失わないようにしなさい。なぜなら私の復活の…

「あなたに何の関係があるか。あなたは・・」

今日の聖書で読み取る第一のことは、イエス様のペトロに対しての御言葉です。ペトロにとって、主から愛されていた別の弟子の定めは、「あなたに何の関係があるか。(全くない!)あなたは、わたしに従いなさい。」という御言葉です。私達は、他人と比べて愛…

「ペトロが振り向くと」(20節)

イエス様に赦されて更に主を愛するようになったペトロにとって、主と同じ道(=この世から否定され苦しみを受ける道)をたどるということは、感謝であり、後継者としての任務を果たす恵みの出来事です。普通の人にとっては苦しみ以外の何ものでもないことが…

はじめに

前回は、復活の主・イエス様が一番弟子のペトロに信徒達のリーダーとして群れを率いる役割を渡された出来事を学びました。更にその先には、主と同じ「行きたくない所に連れて行かれる」(18節)こともイエス様は預言されました。それはペトロが「神の栄光を…

ヨハネ福音書21:20−25

詩編33:6−19

新生

今日の聖書に、「あなた方は、朽ちる種からではなく、朽ちない種から、すなわち、神の変わることのない生きた言葉によって新たに生れたのです」とあります。信仰が与えられたクリスチャンは、「神様の生きた言葉によって新たに生れた者」だと宣言しています…

恵みのわざ

歴史的に見れば、イエス様の死はユダヤ人の「ねたみ」によるものでしたが、目に見えない神様の御計画によれば、すべての人が神様との交わりを失って、絶望と罪の中に放置されていたところを、神様は御子イエス・キリストの十字架で流された尊い血潮によって…

動物犠牲による罪のゆるし

神様は「聖(きよい方)」であり、「義(ただしい方)」であり、完全な方であるのに対して、人間はあまりにも不完全で罪深く、神様との契約(約束)である律法も破り続けていましたから、その関係は断絶に近いものでした。イスラエルの人々は自分達が犯した…

礼拝を大切に守る

イザヤ書には「安息日を喜びの日と呼び・・これを尊ぶなら、その時、あなたは主を喜びとする。」とあります(59:13−14)。毎週日曜日に礼拝をささげられることは喜びであり、そこで私達が礼拝し賛美する神様(父・子・聖霊)は、私達にとって喜びの存在であ…

はじめに

先週の日曜日、伝道所の2012年度の定期総会が開かれ、今年度の歩みの目標に四つのことを掲げました。第一に、毎週の「礼拝」を大切に守る。第二に、神様の恵みに感謝し、自分を神様にささげる献身のしるしである「献金」を大切にする。第三に、毎日の生活の…

1ペトロ1:17−25

エレミヤ書10:10−16

「わたしに従いなさい」

このあとイエス様はペトロに「わたしに従いなさい」と言われました。「従う」は、生死を共にするという意味を含むこともあります。運命を共にすることほど人を結びつけるものはないでしょう。 復活の主・イエス様は、罪を重ねてしまう愚かな弱い私達にも「わ…

罪の心

限られた能力しか持たない私達が、全知全能の神様のご計画の全てを理解することなど出来ません。それなのに私達は、自分の知識や感覚を越えたものを、「信じられない」と排除しようとする罪の心が働きます。罪の世界の習性に引きずられて罪に陥った時にも、…

「わたしがあなたを愛していることは、あなたがご存じです。」

イエス様の、「わたしを愛しているか」の質問に、ペトロは「はい、愛しています」と言わずに、「愛していることは、あなたがご存知です」と答えました。自分を厳しく見つめるならば、「責任を持って強い意志で主を愛しぬいてはいない」という不信仰に気付く…

「わたしを愛しているか」

イエス様の「わたしを愛しているか」の、最初と二回目の「愛」の語は、「神様の人間に対する愛」と同じ性質で愛するかという意味ですが、ペトロが答えた「愛する」は、二度とも人間同士の「愛」でした。そこで三回目のイエス様の「愛するか」は、ペトロが用…

繰り返された問いと応答

今日の箇所で、イエス様はペトロに、他の弟子より御自分を「愛しているか」を聞かれています。そして、「私の羊を飼いなさい。」とは、イエス様を信じて従う者達を教え導き守る役目を「ぺトロ、お前に渡すのだよ」という意味です。ここで印象的なのは、イエ…

はじめに

今日の新約聖書は、復活の主・イエス様が姿を現わされ、失望していた弟子達を、食事によって力づけた後の出来事として記されています。 イエス様がなさったことは、御自分の宣教活動で広まった「この世における神の国の民」を率いる牧者の役割を弟子に譲るこ…

ヨハネ福音書21:15−19

詩編23:1−6

「さあ、来て、朝の食事をしなさい。」

ペトロが岸に泳ぎ着くと、陸には炭火が起こしてあり、その上に魚が乗せられパンも用意されておりました。イエス様はペトロに今取った魚を持ってくるように言われ、網を陸に引き揚げて魚を数えると153匹もありながら、網は破れていませんでした。イエス様は、…

ガリラヤの海で

ヨハネ福音書はこのあと結びの言葉で完結します。本日読んだ21章は後で付け加えられたものですが、私達に多くのメッセージを与えます。 今日の箇所は、ガリラヤの海でペトロと他の6人の弟子が漁に出掛けたものの、夜通し働いても収穫はなく、夜が明けました…

復活

ユダヤの一日は日没から始まり土曜日は安息日です。安息日にはイエス様の遺体も下ろせなくなります。そこでイエス様を信じながらもユダヤ人を恐れて自分の信仰を隠していたアリマタヤ出身のヨセフは、ピラトから遺体を十字架からおろす許可をとり、ニコデモ…

はじめに

先週のしゅろの日曜日から始まった一週間を、私達はイエス様の苦しみに共にあずかる受難週として過ごしました。伝道所では、受難週黙想会(月−金)を通して、イエス様の「告別の説教」や、イエス様が「弟子達の足を洗い」、「最後の晩餐」を経て、「ゲッセマ…

ヨハネ福音書21:1−14

詩編16:1−11

信じる者すべての人の為に祈る

イエス様は、弟子達が結ぶであろう実として与えられる「信じる人々」の為にも祈られました。信じる群が大きくなればなるほど、彼らが聖なる真実の愛によって結びあわされるように祈られます。分裂を克服するものはただ一つ、全ての者が唯一の神様に従うこと…

「真理によって、彼らを聖なる者として下さい。」

神様に属する者は清くされたものです。それは信じる者が神様を仰ぐ時、神様の前にひざまずき、謙遜にさせられ、神様の神聖さにあずかるからです。彼らの清さを形づくるものは真理です(「あなたの御言葉は真理です」17節)。真理の霊が弟子達に与えられ、そ…

祭司の祈り

ヨハネ福音書の14章から16章にはイエス様が弟子達に語った「告別の説教」が記されていますが、今日の聖書は続いて祈られたイエス様の「祈り」です。この祈りは宗教改革時代以来「大祭司の祈り」と呼ばれます。それは、イエス様が「大祭司」のように、残され…