はじめに

 本日の聖書は、最後の晩餐(木曜日)の後、イエス様が弟子達と一緒にオリーブ山のゲツセマネと呼ばれる園で祈りを捧げられたことが記されています。ゲツセマネは、イエス様がエルサレムに滞在されていた時にはたびたび祈りの場所とされていたようです。ゲツセマネに着くと、イエス様は弟子の中からペテロ・ヤコブヨハネの三人を選び、更に奥へと祈りに行かれました。まもなくイエス様は悲しみもだえ始められ(37節)、三人の弟子に向かって「私は死ぬばかりに悲しい」「ここを離れず私と共に目を覚ましているように」(38節)と言われます。そして三人から少し離れた所でイエス様はうつ伏せになり祈られました。