たとえの意味

 たとえの「兄」とは、徴税人や娼婦のように神様から与えられた律法を守らず、正しい道に従わず、神様への服従を拒否した人達でした。しかし兄が後で考え直してぶどう園に行ったように、彼らも後から神様の義の道を示したバプテスマのヨハネの声に耳を傾けて悔い改め、神様に従う道に戻りました。一方弟とは、祭司長や律法学者達のような宗教的指導者達のことです。父親に良い返事(律法を認め、律法に従うことを正しいこととする)をして、喜んで神様に奉仕をする約束もしましたが、いざ、ヨハネやイエス様を通して神様から服従を求められても、それに聞き従おうとせず、結局は神様に逆らっているのです。