イエス様の答え

 イエス様は彼ら達の悪意を見抜かれ、税金を納めるデナリオン銀貨を持ってくるよう求められました。銀貨のおもてには、皇帝の肖像と共にテベリウス・神・アウグストスの息子という文字が刻まれており、裏に皇帝の母リビアの像と最高司教の文字が刻まれていたということです。イエス様は「これは誰の肖像と銘か」と尋ねられ、彼らが「皇帝のものです」と答えると、「皇帝のものは皇帝に返しなさい」と言われました。ユダヤの人達がローマという外国の銀貨・そこに彫られていた肖像や文字に必要以上にこだわり、納税という行為に自分の良心を苦しめているけれども、神様という方はご自分の為にそのようなことにこだわる方ではない。皇帝の要求が、税金というお金にかかわっていることであるならば喜んでそれを満たしなさい。ローマから来るものは、安心してそこへ送り返して差し支えないということです。