サドカイ派とは

 彼らは主に祭司階級に属し、富があり、大祭司を選ぶ特権を持ち、保守的な人達でした。同じユダヤ教でありながらファリサイ派との大きな違いは、ファリサイ派が書かれた律法だけでなく口伝律法や習慣的規則をも重んじていたのに対して、サドカイ派の人達は旧約聖書の中でモーセ五書(創世記・出エジプト記レビ記民数記申命記)だけをモーセの権威による書物として認め、そこに復活の記述がないことから復活はないと主張していました。復活を信じない=肉体が死ねば魂も共に死ぬ、との考えです。[ファリサイ派の人々は、ダニエル書やイザヤ書エゼキエル書などを根拠に復活はあると主張し、復活を否定する者は来るべき世にあずかることは出来ないと主張。]