1章46−56節

46 そこで、マリアは言った。

47 「わたしの魂は主をあがめ、/わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。

48 身分の低い、この主のはしためにも/目を留めてくださったからです。今から後、いつの世の人も/わたしを幸いな者と言うでしょう、

49 力ある方が、/わたしに偉大なことをなさいましたから。その御名は尊く、

50 その憐れみは代々に限りなく、/主を畏れる者に及びます。

51 主はその腕で力を振るい、/思い上がる者を打ち散らし、

52 権力ある者をその座から引き降ろし、/身分の低い者を高く上げ、

53 飢えた人を良い物で満たし、/富める者を空腹のまま追い返されます。

54 その僕イスラエルを受け入れて、/憐れみをお忘れになりません、

55 わたしたちの先祖におっしゃったとおり、/アブラハムとその子孫に対してとこしえに。」

56 マリアは、三か月ほどエリサベトのところに滞在してから、自分の家に帰った。