マリアの賛歌=礼拝の原点

 「あがめる」には「大きくする」という意味があります。マリアは神様を大いなる方とし、自分を身分の低い主のはしためと言い「力ある方が、私に偉大なことをなさいましたから」と告白します。マリアの神様への賛美は、自分の魂も霊も(魂・霊は最も大切な自分の中心部分・核となる部分、その全てをもって全身全霊で)神様をあがめ、神様を喜び称えると歌います。なぜなら神様はこんな自分に目を留めて下さった!顧みて下さった!それは大事件なのです。ここに礼拝の原点をみます。このとるに足りない私を神様は多くの人々の中から見つけて下さり、今こうして礼拝者として私をこの場に招いて下さっている。これは何と大きな祝福でしょう。礼拝とは、全身全霊で神様をあがめ、神様を喜び称えることです。