はじめに

 前回は、安息日に手の不自由な人を癒されたイエス様に対してファリサイ派を中心とする反対勢力がイエス様を亡きものにしようとする計画を立て、ここに十字架への道が始まったことをお話しました。
 今日の箇所は、イエス様が神の国の福音をできるだけ広める為に、反対派の本拠地である「会堂」を出て御自分の本拠地ガリラヤ湖畔に戻ってこられた時のことです。イエス様が来ると知った人達は、地元のガリラヤ地方からだけでなくユダヤ全土や、国境を越えた地域からイエス様の「そばに」押しかけました。