総督フェストゥス

 二年後フェリクスは転勤となり、フェストゥスが赴任してきました。彼は保留となっていたパウロの裁判を、着任後まもなく開きました。ユダヤ人達は、前回と同じように重い罪状を言いたてましたが立証には至りませんでした。ところがフェストゥスはパウロに、「お前は、エルサレムに上って、そこで裁判を受けたいか」と尋ねたのです。(9節)