信じるものと信じない者

多くのユダヤ人がイエスこそ救い主であるとのメッセージを受け入れる一方で、他の多くのユダヤ人は、イエス様の十字架の死につまずき、その救い主を自分達民族が殺したという事実を受け入れることを拒みました。拒否しただけで終らず、キリスト教徒を敵視し迫害したのです。パウロが、皇帝に直訴してローマに来たのも、迫害された結果でした。
  
ローマ在住のユダヤ人も「神の国について力強く証しする」パウロの言葉を、ある者は受け入れ、他の者は信じようとはしませんでした。
いつの時代でも、どこの国でも(現代の日本でも)、福音が語られるところ、信じる者と信じない者の二つに分かれます。 にもかかわらず、使徒言行録は
パウロは、二年間、訪れる人すべての人を歓迎し、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストについて教え続けた」
と結びます。