祈祷会でささげられた祈り

 3月11日の2日後は日曜日でした。その日、私は作業着を着てリュックサック(聖書・讃美歌・水と非常用の食料)を持って、教会迄歩いていきました(一時間くらい)。教会は無事で、やはり作業着を着た牧師夫妻が迎えてくれました。当日は20人位の人達が集まりました(通常は80人位)。何より、お互いが無事であったことを確かめ、喜び合いました。長い距離を歩いてきた人や避難所から来た人もおりました。しかし水道と電気が通じなくて礼拝堂は暗くて使えず、窓が多く比較的明るい集会室がありましたので、そこでローソクを灯して礼拝を行いました。礼拝後、祈祷会をもちました。生き残ったことへの感謝の祈りが強くありました。苦難の中にある人達の助けや慰めを祈る祈りもありました。

その中にざんげの祈りがいくつかありました。なぜ「ざんげの祈り」かというと、この大震災・大災害は、普段自然を破壊し、自然を浪費し続けている我々人間への神の裁き・警告ではないか。私達人間はそれを反省しなければいけない、という祈りでありました。