復活

ユダヤの一日は日没から始まり土曜日は安息日です。安息日にはイエス様の遺体も下ろせなくなります。そこでイエス様を信じながらもユダヤ人を恐れて自分の信仰を隠していたアリマタヤ出身のヨセフは、ピラトから遺体を十字架からおろす許可をとり、ニコデモ(ヨハネ福音書3章参照)と一緒にユダヤ人の埋葬の習慣に従い、イエス様の遺体をきよめ、香料と共に遺体を亜麻布に包んで、新しいお墓に納めました。

三日目の日曜日の朝、まだ暗いうちにマグダラのマリアが墓に行くと、墓は「空」になっていました。マリアが墓の外で泣いていると、イエス様が現れて声をかけられました。イエス様は復活されたのです! その後、ユダヤ人を恐れて鍵をかけた家にいた弟子達の所に、復活されたイエス様は来られて平和を祈られました。どんなに大きな喜びが弟子達に訪れたことでしょう!この時、弟子トマスは不在でした。彼は、自分の目でイエス様の手に釘跡を見、指を釘跡に入れてみなければ、又、手をわき腹に入れなければ決して信じないと言いました。

八日後、イエス様は再び来られトマスに言われました。
あなたの指をここに宛てて、私の手を見なさい。あなたの手を伸ばし、私のわき腹に入れなさい。信じない者ではなく、信じる者になりなさい。見ないのに信じる人は幸いである。」