「わたしがあなたを愛していることは、あなたがご存じです。」

 イエス様の、「わたしを愛しているか」の質問に、ペトロは「はい、愛しています」と言わずに、「愛していることは、あなたがご存知です」と答えました。自分を厳しく見つめるならば、「責任を持って強い意志で主を愛しぬいてはいない」という不信仰に気付くはずです。しかし、ペトロは自分の大きな罪は脇に置き、厚かましく主に甘えているのではないでしょうか。主の御言葉の重みを理解できない愚かさと、罪に対する悔い改めの不徹底さと自己中心性・・。ペトロを指さして、自分には関係のないことだと笑っていられない、と自分の心が訴えかけてきます。