「神と富」

山上の説教に「神と富」の話があります。悪の力は、イエス様に対して誘惑したように、人間の本能に働きかけて、私達を欲望のとりこにしようと誘惑します。お金・地位・名誉・権力など、この世を生きていく為の強力な手段となり得るものを優先させようと自己中心、自己正当化(自己絶対化)への道へと誘導します。これが広い門から続く広い道を歩く人々の生き方です。「狭い門」に続く細い道とは、「神と富」の区分からすれば、神を選びとる道です。ここを歩く人々の規準は、人間の本能や欲望ではなく、神様に従う道、イエスキリストの教えに従う道です。さらに言うならば、イエス様の歩まれた十字架への道、迫害の道、試みの道でもあります。