「かまわないでくれ」=「あなたとわたし、何の関係もない」

 「かまわないでくれ」という言葉は、原語で直訳すると、「あなたとわたし、何の関係がありますか?ありません」となります。この言葉は、イエス様が故郷ナザレで話された「預言者エリヤとサレプタ地方のやもめ」の話の中に出てくる言葉です。(ルカ4:26)息子の死で絶望したやもめがエリヤに投げかける言葉です。しかし、エリヤは死んだ息子を生き返らせ、彼女に神の救いの偉大さを知らせました。ユダヤ人達は、絶望した者の叫びである「神様との関係断絶」のこの言葉を聞くと、神様の偉大な力を実現したエリヤを思い出し、イエス様がエリヤの力を受け継ぐ御方だとわかり、その後、奇跡が起こることを予感したのです。