2008-09-14から1日間の記事一覧

失敗しても赦されて生きる

ユダはどうしたら良かったのでしょうか。自分の間違いと愚かさに気づいたら、まずその罪を神様の前に吐き出し告白し、悔い改めて赦しを乞うべきだったでしょう。しかしユダは赦しを求めませんでした。自分で自分を裁く人は「自分を赦せない」といいますが、…

祭司長達の内側と外側

祭司長達が受け取ろうとしなかった銀貨30枚を、ユダは神殿に投げ込み立ち去りました。それを拾った祭司長たちは「これは神殿の収入にするわけにはいかない。」と、その銀貨の性質にこだわりました。彼らは、一方では神の子イエス様を殺そうとしながら、他方…

悔い改めと赦し

罪の問題は赦しの宣言をもって解決します。洗礼時の罪の赦しの宣言は、教会が神様から委託された業として今も継承されています。神様の前での悔い改めがなされぬまま後悔だけの人生が続くとしたら、それは悲惨です。ユダの後悔はユダに新生の道を与えず、ユ…

後悔では赦しは与えられない

ユダは後悔しました。後悔とは、自分と自分の過去ばかりを見つめることです。自分のした失敗を告白し、唯一赦すことの出来るお方のもとに行くことを忘れている姿です。失敗から救いあげて下さる神様を仰ぐことを忘れている姿です。それゆえに、後悔からは新…

有罪判決

ユダの密告は、彼自身の自由な決断によるものでした。彼がこのことを考えた時、どこまで先のことを見通していたのかわかりません。ただ彼の密告と手引きがなかったら、「裁判―有罪判決―やがては死刑へ」の道はこのようにスムーズには運ばなかったでしょう。…

はじめに

ユダを取り上げるのは今年3月と7月に続いて三度目です。二度の礼拝において、ユダはなぜイエス様を裏切る気持になったのか、そして、晩餐の席でイエス様から「裏切る者がいる」と言われた時、ユダはその言葉を自分への警告として聞かず、しようとすることを…

 27章1−10節

1 夜が明けると、祭司長たちと民の長老たち一同は、イエスを殺そうと相談した。 2 そして、イエスを縛って引いて行き、総督ピラトに渡した。 3 そのころ、イエスを裏切ったユダは、イエスに有罪の判決が下ったのを知って後悔し、銀貨三十枚を祭司長たちや…