2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「再び罪を犯すな」

イエス様は、姦淫の罪を憎まれ、その戒めを破った人間の弱さに対しては嘆き悲しまれたことでしょう。しかし誰も彼女を罪に定めることが出来なかったことを聞き、罪のないイエス様でしたが「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからは、もう罪を…

「罪を犯したことのない者が先ず・・」

返事をされないイエス様に、律法学者達はしつこく問い続けました。イエス様がついに口を開かれました。「あなた達の中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい」。自分は同じ罪を犯していないから「裁く権利がある」と考えていた人々は、…

沈黙

イエス様は、律法学者達の質問に答えようとはされず、地面に何か書き始められました。なぜイエス様は答えようとされなかったのでしょうか。 それは、彼らの質問がイエス様を訴えるための「わな」であることをご存じだったからです。イエス様は神様の愛を語り…

イエス様の教え

イエス様は、姦淫が重い罪であることを否定していません。それどころか、山上の説教では「あなたがたも聞いているとおり、『姦淫するな』と命じられている。しかし私は言っておく。みだらな思いで他人の妻を見る者はだれでも、既に心の中でその女を犯したの…

姦淫の罪

姦淫とは夫と妻以外の男女の、不義の関係を言います。十戒でも殺人と並んで姦淫は禁止されており、レビ記に「人の妻と姦淫する者は、姦淫した男も女も共に必ず死刑に処せられる。」とあり、この前に「自らを清く保ち、聖なる者となりなさい。わたしはあなた…

はじめに

イエス様はこの日、朝早くエウサレム神殿の境内に行かれると、イエス様の教えを聞きたくて人々が集まってきました。イエス様はそこに座り、教え始められました。ところが突然、律法学者達が一人の女性を連れて来て、真ん中に立たせ「この女性は、律法の中で…

ヨハネ福音書8:1−11

詩編51:3−21

生活費を全部

しかし私達の主・イエス様は、人間の価値基準を越えて確かに存在する「神への信仰の強さ」が全てに優先されることを教えられます。イエス様は何が人間の心の中にあるかを良く知っておられる方です(ヨハネ2:25)。彼女の献金額はほんのわずかでしたが、それ…

貧しいやもめ

イエス様の目は、彼ら指導者達にではなく違う人々に向けられました。本来なら、救い主として、エルサレム神殿の中央に迎え入れられるはずのイエス様が、そこから外側の庭に向かって信仰者を探しておられたのです。そこには大勢の一般民衆がいて、特に献金を…

はじめに

本日の聖書は、イエス様のご生涯の、最後の一週間の「論争の火曜日」での出来事の一つです。 最初は、ユダヤ教の指導者達から質問を受けてイエス様がお答えになる形をとっていましたが、指導者達はイエス様からどんなに誤りを指摘されても、反対の立場を決し…

マルコ福音書12:41−44

イザヤ書25:1−5

「神から出た教え」

今日の聖書では、祭りに行かないと答えたイエス様が、その後人目を避けてエルサレムに上り、祭りの中頃、神殿の境内で、人々に旧約聖書から教えられたと伝えています。それを聞いたユダヤ人達はイエス様が学問をしたわけでもないのに聖書を良く知っているの…

イエス様と兄弟達との根本的な違い

7章の初めには仮庵の祭りが近づいてきたので、ガリラヤにいたイエス様の兄弟達も祭りにいく準備をしていたとあります。兄弟達はイエス様に、ガリラヤのような田舎ではなく、大勢の人達が集まるエルサレムに上ってイエス様の実力を示し、自分がメシアであるこ…

はじめに

今読んでいただいた聖書は、ユダヤ教の三大祭りの一つである、仮庵の祭りでの出来事です。仮庵の祭りについては、旧約聖書の申命記(16:13−)、レビ記(23:34−43)・民数記(29:12−14)にも記されていますが、モーセの時代以後長い間この祭りは行われず、…

ヨハネ福音書7:10−18

詩編146:1−10

命のパンであるキリスト

今、読んでいただいた聖書の前に「はっきり言っておく。あなた方が私を捜しているのは、しるしを見たからではなく、パンを食べて満腹したからだ。朽ちる食べ物のためではなく、いつまでもなくならないで、永遠の命に至る食べ物のために働きなさい。これこそ…

はじめに

日本基督教団のカレンダーでは、8月第一日曜日は「平和聖日」として平和について考え、祈る時でもあります。 旧約聖書で「戦争」に対立する言葉として使われているのが「シャローム」というヘブル語です。「シャローム」は、何かが欠如したりそこなわれたり…

ヨハネ福音書6:32−40

詩編78:23−29