2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

衝突、そして別行動

今日の聖書の後半には、その後の一つの事件−パウロとバルナバとの衝突−が記されています。その結果、二人は別々に伝道旅行に旅立ちます。出会いの時から共に歩み、共に戦ってきた伝道の日々を考えるならば、二人の意見の衝突や別れは、どんなにつらいものだ…

信仰

信仰は律法主義に陥る時、力を失います。イエス様が地上にいらした時、ファリサイ派や律法学者とよく戦われました。律法には安息日の規定が細かく記されており、ファリサイ派や律法学者はいかに完全に規定を守るかを研究していました。それが神の国に入る条…

励ましに満ちた決定

異邦人キリスト者に求められた4項目は、ユダヤ人キリスト者と交わる上で最低限守ってほしい事柄だけでした。この手紙を読んだ異邦人キリスト者は、彼らに重くのしかかっていた「割礼」の問題も「律法」からの重圧からも解き放たれ、励ましに満ちた決定を知り…

託された手紙

手紙の最初には、異邦人に対しての割礼や律法の強要は、エルサレム教会の関知しないところで勝手になされたことを明らかにします。そして、「このバルナバとパウロは、私達の主イエス・キリストの名のために身を献げている人達です。」と、二人のこれまでの…

はじめに

本日の聖書には、エルサレムの教会会議の結論を伝えるためアンティオキア教会に戻るパウロとバルナバ達に伴い、エルサレム教会は、バルサバとシラスという指導的な立場にいた二人を派遣したことが記されています。この二人には、会議の決定が記された手紙が…

 15章22−41節

22 そこで、使徒たちと長老たちは、教会全体と共に、自分たちの中から人を選んで、パウロやバルナバと一緒にアンティオキアに派遣することを決定した。選ばれたのは、バルサバと呼ばれるユダおよびシラスで、兄弟たちの中で指導的な立場にいた人たちである…

 119編65−66節

65 主よ、あなたの御言葉のとおり/あなたの僕に恵み深くお計らいください。66 確かな判断力と知識をもつように/わたしを教えてください。わたしはあなたの戒めを信じています。

聖霊の助けをいただいて与えられる信仰

イエス様の復活の出来事を信じるか否かは、その証を聞いた者が、それを真実として受け入れるか否かです。人智を超えた不思議な出来事を受け入れるには神様の助けが必要です。「聖霊の助けをいただく」のです。イエス様が、ご受難の前に約束された、その霊で…

復活の証人

マリアが最初の復活の証人として授かった役割は、イエス様が「兄弟達」と呼んで愛した弟子達に、「私の父であり、あなた方の父である方、又、私の神であり、あなた方の神である方の所へ私は上る」、と告げることでした(ヨハネ16章−17章)。イエス様は、ご自…

墓=死・生=命

そのようなマリアに、墓(=死の方向)とは180度逆の、生(=命)の世界から、主は声をかけて下さいました。自分の感情に囚われていたマリアは、その声が初めは墓地の管理人だと思いますが、イエス様が「マリア」と名前を呼んで下さったことでイエス様に気付…

マリアの悲しみと絶望

マグダラのマリアは、主の遺体が消えたという情報を弟子たちに伝えに行きますが、その後も墓へ戻り墓の外で泣いておりました。彼女はイエス様の死によって、み跡に従って歩む幸いを奪われて絶望していました。彼女は、死の世界の象徴である墓の方を見つめ、…

マグダラのマリア

イエス様が墓に葬られて三日目、イエス様の墓に最初に行き、遺体が消えたのを発見するのは「マグダラのマリア」です。彼女は主の十字架を見守った一人でもあります。マグダラのマリアは、イエス様に七つの悪霊を追い出してもらいました(ルカ福音書8章)。彼…

はじめに

教会暦では主の復活後50日間を復活節として守ります。この復活節の期間、特に主の復活の恵みを覚えて過ごし、今日は「主の復活の出来事」について、共に学びたいと思います。

 20節1−18節

1 週の初めの日、朝早く、まだ暗いうちに、マグダラのマリアは墓に行った。そして、墓から石が取りのけてあるのを見た。2 そこで、シモン・ペトロのところへ、また、イエスが愛しておられたもう一人の弟子のところへ走って行って彼らに告げた。「主が墓か…

 16編7−11節

7 わたしは主をたたえます。主はわたしの思いを励まし/わたしの心を夜ごと諭してくださいます。8 わたしは絶えず主に相対しています。主は右にいまし/わたしは揺らぐことがありません。9 わたしの心は喜び、魂は躍ります。からだは安心して憩います。1…

全会衆は静かになり、一致に向かう

ペトロに続き、バルナバとパウロも自分達を通して神様が異邦人の間で行なわれたすべての不思議な業を証言しました。又ヤコブも、異邦人キリスト者のことは旧約聖書に預言されており、すべての国民のために神の国は開かれているのであるから、異邦人を悩ませ…

エルサレム会議

会議では「異邦人改宗者は、旧約の律法なしに救われるのか、それとも、律法を守らなければ救われないのか」、どちらが正しいかを判断する会議でした。議論を重ねた後、ペトロが自分の体験を語りました。それは以前、幻によって異邦人コルネリウスの家に行き…

論争点

問題は、「異邦人キリスト者にも割礼が必要か。そしてモーセの律法を守らせるべきか」でした。厳格なユダヤ教からキリスト教に改宗したユダヤ人は、異邦人キリスト者も又、律法を守るべきであり、割礼も当然受けるべきであると主張しました。パウロやバルナ…

はじめに

今日の聖書は、見出しに「エルサレムの使徒会議」とありますように、イエス・キリストの福音が正しく宣べ伝えられていくために、正式な会議を必要とするほどの問題が起こったこと、そしてその会議を通して意見の対立がおさまり、重要なことが決定したことが…

 15章1−21節

1 ある人々がユダヤから下って来て、「モーセの慣習に従って割礼を受けなければ、あなたがたは救われない」と兄弟たちに教えていた。2 それで、パウロやバルナバとその人たちとの間に、激しい意見の対立と論争が生じた。この件について使徒や長老たちと協…

 60章1−3節

1 起きよ、光を放て。あなたを照らす光は昇り/主の栄光はあなたの上に輝く。2 見よ、闇は地を覆い/暗黒が国々を包んでいる。しかし、あなたの上には主が輝き出で/主の栄光があなたの上に現れる。3 国々はあなたを照らす光に向かい/王たちは射し出でる…

復活の証人

弟子達は復活されたイエス様に出会い、復活の証人とされました。パウロは自分自身を、その証人の最後に書き連ねます。パウロは生前のイエス様にお会いしていませんが「最後に、月足らずで生まれたような私にも現れた」と断言します。パウロが使徒として歩ん…

福音によって救われる

今日の聖書で、著者パウロは「どんな言葉で私が福音を告げ知らせたか、しっかり覚えていれば、あなた方はこの福音によって救われます」と明言しています。この福音とは、「最も大切なこととして私があなた方に伝えたのは、私も受けたものです。すなわちキリ…

死と葬りと復活

イエス様が十字架にかけられて殺されたのは金曜日でした。午前9時に十字架につけられ、昼の12時に全地が暗くなり午後3時まで続き、午後3時にイエス様は大声で叫ばれて息をひきとられました(マルコ福音書15:25−)。夕方になって議員であったアリマタヤ出身…

はじめに

アメリカでお世話になったベックさんは、毎年決まってイースターに同じメールを下さいます。それは「HE IS RISEN!」。今日は全世界で、太陽が昇る順序で、この言葉が駆け巡っていくのではないでしょうか。訳せば、「彼はよみがえられた。」「イエス様は父な…

 15章1−11節

1 兄弟たち、わたしがあなたがたに告げ知らせた福音を、ここでもう一度知らせます。これは、あなたがたが受け入れ、生活のよりどころとしている福音にほかなりません。2 どんな言葉でわたしが福音を告げ知らせたか、しっかり覚えていれば、あなたがたはこ…

 25章7−10節

7 主はこの山で/すべての民の顔を包んでいた布と/すべての国を覆っていた布を滅ぼし8 死を永久に滅ぼしてくださる。主なる神は、すべての顔から涙をぬぐい/御自分の民の恥を/地上からぬぐい去ってくださる。これは主が語られたことである。9 その日に…