衝突、そして別行動

 今日の聖書の後半には、その後の一つの事件−パウロバルナバとの衝突−が記されています。その結果、二人は別々に伝道旅行に旅立ちます。出会いの時から共に歩み、共に戦ってきた伝道の日々を考えるならば、二人の意見の衝突や別れは、どんなにつらいものだったかと想像します。しかしここで私達は、互いの一致と確信のないままで、前に進むことはできないことをも知ります。与えられた課題に真剣に向き合い、聖霊の導きを祈り、確信をもって歩むことの大切さを学びます。


対立した二人の関係がこれで終りになることはありませんでした。コリント書ではパウロバルナバを尊敬していたことが記され、衝突の原因になったマルコについては、パウロがテモテに「マルコを連れてきて下さい。彼は私の務めを良く助けてくれるからです」(テモテ二4:11)と書いています。一時の間、別々の道を歩むことになっても、神様の憐れみと愛の中にあって、再び共に働く時が与えられることを知ります。


仙台南伝道所も、外から内から試練を受けることがあります。その時、私達は正しい信仰に固く立ち、正しい判断へと導かれて一致して戦えるように、そのような群れへと神様に育てていただきたいと願うものです。