2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

礼拝から礼拝へ

私共の生活はまず礼拝です。礼拝から始まります。しかしこの礼拝は日常生活における礼拝へと展開し、そして又、礼拝に帰ってきます。これは私共に与えられている、大変恵まれた信仰生活ではないかと、神様に対する感謝を覚えるものであります。

万人祭司

最後に、宗教改革者のルターやカルヴァン、特にルターから、この日常的な礼拝と共に、奉仕するということで最も大事なことを教わっていると思います。それはペテロ第一の手紙(2:5,9)やヨハネ黙示録(1:5−6)にある、「万人祭司」という言葉です。キリス…

私達の奉仕の前に・・

キリストご自身も、「あなた方の中で偉くなりたい者は、皆に仕える者になり、一番上になりたい者は、皆の僕になりなさい。人の子が、仕えられる為ではなく仕える為に、また、多くの人の身代金(多くの人の生命を買い取る購入代金)として自分の命を献げるた…

神の私達に対する愛

パウロはロマ書で「私達すべてのために、その御子をさえ惜しまず死に渡された方は、御子と一緒にすべてのものを私達に賜わらないはずがありましょうか。(8:32)」と語っています。 御子キリストを父なる神が遣わして下さった。これが神の私達に対する愛で…

全生涯が奉仕

「奉仕する」ということは、礼拝における奉仕だけでは決してありません。パウロの言葉に「自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい」(ロマ書12:1)とあります。自分の体を神に献げる。これが理にかなった、合理的理性的な、神に対する…

礼拝がサービス

次に、礼拝がサービス(奉仕)である、ということですが、礼拝でどんな奉仕をするかということについて私共は戸惑うかもしれません。礼拝が神に対する奉仕である、キリストに対する奉仕であるということは、何を意味するか、ちょっと分からない感じがいたし…

礼拝する対象を知る

詩編95:5−6節には、主なる神にひれ伏し、伏し拝もうと記されています。キリストは、礼拝が天地創造主である主なる神を拝むという点で、継承しています。この天地創造の神、主なる神、キリスト御自身については、私達にどんなかかわりがあり、私達に何をなさ…

ワーシップサービス

主イエス・キリストご自身の「礼拝」を一番よく、忠実に表現しているのが英語です。ワーシップ サービス=Worship (礼拝する)Service(仕える)との表現が、礼拝と奉仕を十分伝えていると思います。では、誰を礼拝し、誰に奉仕するのでしょうか。「礼拝を…

旧約聖書の礼拝

礼拝が、神を拝み、神に奉仕する礼拝であるということは、旧約聖書からの伝統です。礼拝が、礼拝し、奉仕することであるということは、(ギリシャ語からへブル語に遡って調べていただいた結果)32箇所の記述があり、この32箇所の中に一箇所だけキリストが言…

キリスト教の礼拝

もう一か所、礼拝について主イエスご自身が語られているところがあります。それは、マタイ福音書4章10節(ルカ福音書4:8)の、荒野の誘惑の最後、「あなたの神である、主を拝み、ただ主に仕えよ。」です。主を礼拝し、主に仕える。ここではっきりと、「礼拝…

霊と真理をもって礼拝する

先ほど読んでいただいたヨハネによる福音書では、イエス様がサマリヤの女に会われて、「霊と真理をもって礼拝しなければならない」と言われました。「霊」と「真理」。これはすべて「キリスト」のことです。「聖霊」はキリストから出てまいります。「真理」…

はじめに

本日は、「礼拝」について聖書から学びたいと思います。 「礼拝」の本来的言い方は「礼拝と奉仕」ですが、日本にキリスト教が入ってきた時に、「礼拝」と訳してしまったということがあるようです。キリスト教の礼拝がどんなものか(どのようにあるべきか)に…

4章21−26節

21 イエスは言われた。「婦人よ、わたしを信じなさい。あなたがたが、この山でもエルサレムでもない所で、父を礼拝する時が来る。22 あなたがたは知らないものを礼拝しているが、わたしたちは知っているものを礼拝している。救いはユダヤ人から来るから…

95編1−7節

1 主に向かって喜び歌おう。救いの岩に向かって喜びの叫びをあげよう。2 御前に進み、感謝をささげ/楽の音に合わせて喜びの叫びをあげよう。3 主は大いなる神/すべての神を超えて大いなる王。4 深い地の底も御手の内にあり/山々の頂も主のもの。5 海…

聖霊の働きを見る

イエス様の約束通り、神様はイエス様の名によって「聖霊」を私達に送って下さっています(26節)。仙台南伝道所の歩みを振り返る時、数多くの神様の業を見ます(何よりも、教会のないところに教会の群れができたこと)。そこには、聖霊の働きがあったと告白…

応答としての信仰

ヨハネの手紙に、「私達が神を愛したのではなく、神が私達を愛して、私達の罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。ここに愛があります。愛する者達、神がこのように私達を愛されたのですから私達も互いに愛し合うべきです。」(4:10−)とあり…

「聖霊」は、教え、キリストの言葉を思い起こさせる

今日の聖書で、イエス様は、「あなた方は、私を愛しているならば、私の掟を守る」(15節)。「私の掟を受け入れ、それを守る人は、私を愛する者である」(21節)。「私の父はその人を愛され、父と私とはその人の所に行き、一緒に住む」(23節)。「父がお遣…

聖霊の働き

この時から今に至るまで、聖霊はたびたび信仰者の間に働かれています。特に使徒言行録では、使徒達が説教をした後で信じる人々が起こされること、神様への讃美と信仰告白が生れることを通して、聖霊の働きを見ることができます。今の時代においても、聖霊が…

預言の成就

聖霊降臨については紀元前5世紀に記されたヨエル書に「私はすべての人にわが霊を注ぐ」(3:1)と預言されていました。「わが霊」とは、神様の息・神様の力を意味します。「人」は神様が命の息を吹き入れられて生きた者になりましたが、その「神様の息」が「…

はじめに

本日はペンテコステ「聖霊降臨日」の記念礼拝です。聖霊降臨とは聖霊が私達人間の間に降ることです。今から約2000年前のユダヤ教の五旬節という祭りの日に、エルサレムで弟子達の間に降りました。この時の様子が使徒言行録2章に記されています。弟子達をはじ…

 14章15−26節

15 「あなたがたは、わたしを愛しているならば、わたしの掟を守る。16 わたしは父にお願いしよう。父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる。17 この方は、真理の霊である。世は、この霊を見ようとも知ろうともしな…

 3章1−5節

1 その後/わたしはすべての人にわが霊を注ぐ。あなたたちの息子や娘は預言し/老人は夢を見、若者は幻を見る。2 その日、わたしは/奴隷となっている男女にもわが霊を注ぐ。3 天と地に、しるしを示す。それは、血と火と煙の柱である。4 主の日、大いな…

「見ないのに信じる」

「見たから信じる」場合、「主を見る」という奇跡を望むようになります。そして、自分の希望する時に希望する形の奇跡を望み、「自分を主体」にし、神様を思い通りに動かそうという誘惑に襲われます。しかし奇跡は神様の愛の表れとして「神様が主体」として…

復活の主と弟子トマス

この最初の、イエス様から弟子達への祝福の場にいなかったトマスは、他の弟子達が「私達は主を見た」と言っても、「主に会ってその傷跡に触れなければ信じない」と頑なに信じることを拒みました。八日後、再び同じ奇跡が起こります。鍵のかかっていた家の真…

シャローム

そのような弟子達に、イエス様は、「鍵のかかった戸から入る」という奇跡を通して「あなたがたに平和があるように」との祝福の言葉を贈られました。この時弟子達はイエス様がかつて語られた「私は、平和をあなた方に残し、私の平和を与える。」(ヨハネ14:27…

はじめに

今週は復活節最後の週です。今日の聖書は、マグダラのマリアが弟子達に「復活」を告げた、その数時間後のことと思われます。弟子達はマリアの証言を信じることが出来ないまま、ユダヤ人を恐れて「家の戸に鍵をかけて」いました。彼らの心の内は、十字架刑と…

 20章19ー29節

19 その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。20 そう言って、手とわき腹とをお見せになった。弟子た…

 31編15ー17節

15 主よ、わたしはなお、あなたに信頼し/「あなたこそわたしの神」と申します。16 わたしにふさわしいときに、御手をもって/追い迫る者、敵の手から助け出してください。17 あなたの僕に御顔の光を注ぎ/慈しみ深く、わたしをお救いください。

リディアの申し出

リディアは、パウロ達一行の滞在先として自分の家を開放したいと申し出ます。15節には「無理に承知させた」とありますので、パウロ達は、この申し出を初めは断っていたようです。その理由として考えられるのは、パウロ自身、自分の生活は自分の労働で支える…

信仰

イエス様が生きておられた時代は、イエス様が神の子であり救い主であることを信じるように人々は招かれ、悔い改めてイエス様を信じる者は救われて、平安と喜びが与えられました。イエス様が死なれて、三日目に復活され昇天された後は、弟子達によってイエス…