2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「わたしは主を見ました」

絶望の中で泣いていたマリアに、イエス様は新しい使命を与えられました。それはイエス様の復活と、復活後、父なる神様のもとへ昇天されることを弟子に知らせることでした。 イエス様を復活させた父なる神様こそ、死に対して勝利した私達の父なる神様です。復…

イエス・キリストの復活

それは、十字架の死から三日目の朝、まだ暗い内のことでした。マリアはお墓に行き、イエス様の遺体がなくなっていたのを目撃してペトロともう一人の弟子に知らせました(2節)。二人の弟子はすぐ走ってお墓がからであることを確認して家に帰っていきました。…

目に見えない神様の御計画

しかし神様は、滅びるしかない人間に対して、救いの御計画をたてて下さいました。罪を犯していない神の御子の流す血によって、人間の罪をあがなうという道(滅びるしかない人間の罪を赦すという和解の道)を用意されたのです。この神様の救いの御計画を、人…

人間の罪

聖書が私達に語る第一のことは、神様がおられるということです。神様はこの世界(空・陸・海)を造られ、鳥や動物や魚を創造され、最後に人間を、神様に似せて創られました。神様に似せて創られた人間は、神様に従順に従って生きている限り平和が約束されて…

はじめに

イースターおめでとうございます。今から約2000年前、イエス様は十字架につけられ殺されました。先週は、イエス様の地上での苦しみの足跡をたどり、その意味を改めて心に刻む時として受難週の黙想会を持ちました。イエス様が十字架で殺されたのは、目に見え…

20章11−23節

マリアは墓の外に立って泣いていた。泣きながら身をかがめて墓の中を見ると、 イエスの遺体の置いてあった所に、白い衣を着た二人の天使が見えた。一人は頭の方に、もう一人は足の方に座っていた。 天使たちが、「婦人よ、なぜ泣いているのか」と言うと、マ…

55章6−9節

主を尋ね求めよ、見いだしうるときに。呼び求めよ、近くにいますうちに。神に逆らう者はその道を離れ/悪を行う者はそのたくらみを捨てよ。主に立ち帰るならば、主は憐れんでくださる。わたしたちの神に立ち帰るならば/豊かに赦してくださる。 わたしの思い…

自分の命を買い戻すのに、どんな代価を支払えようか

神様に創られた命は永遠の命を持っていましたが、罪が入り込んで、生まれたままでは永遠の命を受けられなくなりました。「自分の命」を買い戻すのに払う代価が、イエス様の流された贖いの血です。主が受けられた苦難は、本来私達一人一人が負うべき苦難でし…

わたしの後に従いたい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って

自分を捨てるとは、自分を忘れて、とも訳せます。主に従うことを第一に思い、自分の欲求を忘れられるかどうかが問われています。「自分の十字架」とは、キリストと共に十字架を負う精神、苦難そのものです。十字架刑は恥辱と最高の苦痛を与える刑罰でした。…

神様の赦し

神様は、その人間の罪過すべての責任を、最も愛する御子イエス様に負わせ、「死」をもって償(つぐな)わせ、人類の律法違反を赦されました。人間の中で最も惨めで低い立場に御子を置かれたのです。にも拘わらずイエス様は、神様の救いのご計画に従ったこと…

人間の罪は神の律法によれば死に値する。

神様が私達に与えられた律法は、神様を第一に考えて神様を全身全霊で愛することと、隣人を自分のように愛することです。この二つの事を守れない者は死に値するのです。私達は「罪に対しては死を持って償(つぐな)うことを要求される」という事実を忘れがち…

はじめに

「メシア(救い主)」については、ペトロや他の弟子達もユダヤの民衆までが政治的に自分達を自由にしてくれる救い主であり、その方は栄光の姿で現れると思い込んでいました。しかしイエス様が弟子達に語られた「メシア」の姿は全く逆でした。人々の罪を代わ…

8章34−9章1節

それから、群衆を弟子たちと共に呼び寄せて言われた。「わたしの後に従いたい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。 自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのため、また福音のために命を失う者は、それを救うのであ…

53章4−10節

彼が担ったのはわたしたちの病/彼が負ったのはわたしたちの痛みであったのに/わたしたちは思っていた/神の手にかかり、打たれたから/彼は苦しんでいるのだ、と。 彼が刺し貫かれたのは/わたしたちの背きのためであり/彼が打ち砕かれたのは/わたしたち…

ローマ到着

パウロが長官の父親の病を癒したことから、他の病人達もパウロのもとに来て癒してもらいました。その結果、島の人々はパウロ達に敬意を表し、三ヶ月後再びこの島から出航する時には必要なものを持ってきてくれました。そして目的の港に着いた時、パウロのこ…

ご利益とたたりの信仰

パウロも、自ら、たき火の為に枯れ枝を集めて束にし燃やしました。その時、枯れ枝の中にいた「まむし」がパウロの手に絡みつきました。島の住民は、パウロの体に毒が回り死んでしまうに違いないと考え、パウロは難破して助かっても別の仕方で死ぬのは、パウ…

マルタ島上陸

今日の聖書は、船が座礁して、パウロをはじめ200人以上の人々は泳いで全員無事に上陸した時の出来事です。上陸地はマルタ島と呼ばれ、かつてカルタゴが植民して支配していた島でした。聖書は、島の住民達が「大変」親切にしてくれて、「降る雨と寒さをしのぐ…

はじめに

受難節第5聖日に入りました。受難節は主イエス・キリストのご受難を覚え、克己・修養・悔い改めの時として過ごす40日間でもあります。広辞苑によれば、克己とは、己(自分)の欲望、感情などを自分の意志で押さえ、うち克(か)つことです。修養とは、精神を…

28章1−16節

1 わたしたちが助かったとき、この島がマルタと呼ばれていることが分かった。2 島の住民は大変親切にしてくれた。降る雨と寒さをしのぐためにたき火をたいて、わたしたち一同をもてなしてくれたのである。3 パウロが一束の枯れ枝を集めて火にくべると、一…

84編1−13節

1 【指揮者によって。ギティトに合わせて。コラの子の詩。賛歌。】2 万軍の主よ、あなたのいますところは/どれほど愛されていることでしょう。3 主の庭を慕って、わたしの魂は絶え入りそうです。命の神に向かって、わたしの身も心も叫びます。4 あなた…

神の守り

朝になり、陸地を目の前にしたものの、船は浅瀬にぶつかり乗り上げて動かなくなり、激しい波によって船が壊れ始めました。そのため兵士は囚人を殺そうとしました。囚人を逃がせば、兵士は代わりに囚人と同じ刑を受けねばならないからです。パウロにとって最…

信仰者とそうでない者

第二コリント書に「私達は見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです。」(4:18)。とあります。 信仰がなければ、見える状況が絶望的であれば、絶望するしかありません。しかし…

「あの人達がいなければ、あなたたちは助からない」

真夜中に、船員が水の深さを測ると36mあり、更に進んで測ると27mと浅くなっていました。明らかに陸に近づいている兆候です。そこで、船が暗礁に乗り上げるのを防ぐ為に、船の後ろにいかりを降ろしたのですが、船員達はそれに乗じて自分達だけ逃げようと小…

はじめに

受難節の第4聖日の礼拝を、ご一緒に守れることを感謝いたします。 礼拝の中で「使徒言行録」を読み始めたのは、2009年1月からですが、今日は司会者に27章の終りまで読んでいただきました。(使徒言行録は28章まで)。 使徒言行録を読み始めた時には、読み終…

27章27−44節

27 十四日目の夜になったとき、わたしたちはアドリア海を漂流していた。真夜中ごろ船員たちは、どこかの陸地に近づいているように感じた。28 そこで、水の深さを測ってみると、二十オルギィアあることが分かった。もう少し進んでまた測ってみると、十五…

111編1−10節

1 ハレルヤ。わたしは心を尽くして主に感謝をささげる/正しい人々の集い、会衆の中で。2 主の御業は大きく/それを愛する人は皆、それを尋ね求める。3 主の成し遂げられることは栄え輝き/恵みの御業は永遠に続く。4 主は驚くべき御業を記念するよう定…

「わたしは主を見ました」

絶望の中で泣いていたマリアに、イエス様は新しい使命を与えられました。それはイエス様の復活と、復活後、父なる神様のもとへ昇天されることを弟子に知らせることでした。イエス様を復活させた父なる神様こそ、死に対して勝利した私達の父なる神様です。復…

イエス・キリストの復活

それは、十字架の死から三日目の朝、まだ暗い内のことでした。マリアはお墓に行き、イエス様の遺体がなくなっていたのを目撃してペトロともう一人の弟子に知らせました(2節)。二人の弟子はすぐ走ってお墓がからであることを確認して家に帰っていきました。…

目に見えない神様の御計画

しかし神様は、滅びるしかない人間に対して、救いの御計画をたてて下さいました。罪を犯していない神の御子の流す血によって、人間の罪をあがなうという道(滅びるしかない人間の罪を赦すという和解の道)を用意されたのです。この神様の救いの御計画を、人…

人間の罪

聖書が私達に語る第一のことは、神様がおられるということです。神様はこの世界(空・陸・海)を造られ、鳥や動物や魚を創造され、最後に人間を、神様に似せて創られました。神様に似せて創られた人間は、神様に従順に従って生きている限り平和が約束されて…