「神の聖者」

 イエス様の救い主として偉大な勝利と権能をいち早く知った「悪霊」が、イエス様に使った称号が「神の聖者」です。「聖」とは、神様に属する者として取り分けられるという意味があります。後に、イエス様の一番弟子ペトロがイエス様を証しするときに、この称号で呼びました。(ヨハネ6:69・使徒3:14)
「悪」なるものが「善」なる者より先に「救い主」を察知する例です。「神の聖者」であるイエス様は、この後、悪霊に、黙って、男から出るように率直に指示し、御言葉が実現しました。イエス様を「神の聖者」だと知りながら、主にへりくだって従う方に変わらなかった悪霊は、主の御前に留まれませんでした。イエス様は御自分の前で悔い改め、信じて従う者を探し出し、「神の国」の拠点とされます。