2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「追いかけて、あの馬車と一緒に行け」(29節)

キリスト者の使命は、救われた喜びを伝えることです。「行け」との神様の言葉をキャッチし、いつでも御言葉に従う用意があることです。

救いに至る最後のプロセス

宦官はフィリポに「ここに水があります。バプテスマを受けるのに、何か妨げがあるでしょうか。」(36節)とバプテスマを志願しました。それに対する返答が(本文にはありませんが)使徒言行録の最後に(37節)記されています。「フィリポが、『真心から信じ…

聞いて、信じる。そして・・

宦官は、フィリポを通して聞いたイエス・キリストを信じました。信仰の確信が与えられたのです。ここに第三のプロセスを見ます。

イザヤ53章

救いへの第二のプロセスは、神様は求める者に必要な助け手を送ってくださる、ということです。フィリポは神様の「あの馬車と一緒に行け」という声を聞きました。そして、乞われるまま、宦官にイザヤ書53章「苦難のしもべ」のメシア預言を解き明かしました。…

宦官は熱心に求めていた

驚くべきことは、彼がエルサレムに礼拝に行った帰りであったことです。つまり彼は自分の国の宗教ではなく、天と地を創造した唯一の神様のこと、そしてモーセの十戒などの律法について触れ、信じる者とされていたのです。更に彼は、エチオピア(今のスーダン…

御声によるフィリポと宦官との出会い

フィリポは、天使から「エルサレムからガザへ下る道に行け」と告げられます。すぐ出かけて行きますと、再び神様の霊が「追いかけて、あの馬車と一緒に行け」と告げられます。この馬車に乗っていた人物とは、エチオピアの女王カンダケ(女王の称号)の高官で…

はじめに

今日の聖書は、初めてアフリカ人にキリスト教の信仰が与えられた時のことが記されています。私達はここから、一人の人が救われるプロセスと、またその為に用いられたフィリポの行動を、ご一緒に学びたいと思います。

 8章26−40節

26 さて、主の天使はフィリポに、「ここをたって南に向かい、エルサレムからガザへ下る道に行け」と言った。そこは寂しい道である。27 フィリポはすぐ出かけて行った。折から、エチオピアの女王カンダケの高官で、女王の全財産の管理をしていたエチオピ…

 53章7−8節

7 苦役を課せられて、かがみ込み/彼は口を開かなかった。屠り場に引かれる小羊のように/毛を切る者の前に物を言わない羊のように/彼は口を開かなかった。8 捕らえられ、裁きを受けて、彼は命を取られた。彼の時代の誰が思い巡らしたであろうか/わたし…

四番目の種

最後の、「実を結ぶまでに到った種」は、良い土地に落ちました。御言葉が成長するにふさわしい心を持つ人とは、御言葉を受け入れ、更に、三つの悪条件から守られた人です。これは神様の恵みとしかいいようがありません。詩編一編の一節から三節にこのように…

三番目の種

三つ目の「茨に覆われてふさがれて実を結ばない」種については、エレミヤ書4:3−4に学びたいと思います。「茨に覆われる」とは、「主を神として従わない人々の中で生活し、心身ともにそれに染まってしまって、主への信仰を失い、救いから遠ざかること」です…

二番目の種

二つ目の種は、「土の少ない石の上で、芽生えはしたが、根が張れずに、日の熱で枯れてしまった」と、根を張ることの重要性を教え ています。落ちた場所が悪く、根を張れず、必要な水分「命の水」を得られずに生きられなかったのです。根を張れないとは、御言…

最初の種

このたとえでも、真っ先に「鳥が食べた」という表現で、サタンは御言葉が人の心に入ることを妨害するとしています。先日の祈祷会で「人の怒りは神の義を実現しない。」(ヤコブ書5:20)という御言葉を学んだ私は、日頃の家族への「怒りの態度」を悔い改めよ…

はじめに

「良く聞きなさい」との言葉で始められ、「聞く耳のある者は聞きなさい」で終わるイエス様の御言葉は、聞く人々に対して真剣な姿勢を求めておられます。神の国に入れるかどうか、神様の目は一人一人に注がれています。理解して、実際の生活の中で御言葉が生…

 4章1−20節

1 イエスは、再び湖のほとりで教え始められた。おびただしい群衆が、そばに集まって来た。そこで、イエスは舟に乗って腰を下ろし、湖の上におられたが、群衆は皆、湖畔にいた。2 イエスはたとえでいろいろと教えられ、その中で次のように言われた。3 「よ…

 4章3−4節

3 まことに、主はユダの人、エルサレムの人に/向かって、こう言われる。「あなたたちの耕作地を開拓せよ。茨の中に種を蒔くな。4 ユダの人、エルサレムに住む人々よ/割礼を受けて主のものとなり/あなたたちの心の包皮を取り去れ。さもなければ、あなた…

おわりに

福音が全世界に宣べ伝えられることはイエス・キリストのご命令です。全ての人が神様を信じ、御子イエス・キリストを救い主と信じて、神様に栄光を帰することこそ、被造物である人間の「究極の生きる目的」です。私達はその為に命が与えられ、生かされていま…

第四のこと

洗礼を受けた中に魔術師シモンがおりました。ペトロとヨハネの按手によって聖霊が降るのを見たシモンは、「その力を下さい」とお金を差し出しました。シモンは、聖霊という神様からの賜物を、魔術の延長と考えて、人間の思い通りに使おうと考えたのです。彼…

第三のこと

エルサレムに残った使徒達は、サマリアの人々が福音を信じたことを聞いて、エルサレムからペトロとヨハネをサマリアに送りました。彼らは、サマリアの人々が洗礼を受けたものの、聖霊を与えられていないことを知り、信じた人々が聖霊を受けるように手を置い…

第二のこと

二つめには、フィリポが、当時ユダヤ人と交際の全くなかったサマリア人の住むサマリアの町に入ったことです。サマリア人は、ユダヤ人と同じようにアブラハムの子孫でありながら、他宗教と妥協し、又、雑婚によってその純粋性を失い、ユダヤ人から軽蔑されて…

第一のこと

ステファノの殉教後、教会に対して大迫害が起こり多くのクリスチャンが投獄されました。そのような状況下で、エルサレムから逃げていった人々が行く先々で伝道し、その結果、福音が広められていきました。ある聖書学者はこのことを「ヨセフの原則」という言…

はじめに

今日の聖書には四つのことが記されています。一つは、迫害されてエルサレムから逃げたキリスト教徒達のこと。二つには、フィリポの伝道。三つには、ペテロとヨハネがサマリアに遣わされたこと、四つには、サマリアの町にいた魔術師シモンのことです。 以上か…

 8章4−25節

4 さて、散って行った人々は、福音を告げ知らせながら巡り歩いた。5 フィリポはサマリアの町に下って、人々にキリストを宣べ伝えた。6 群衆は、フィリポの行うしるしを見聞きしていたので、こぞってその話に聞き入った。7 実際、汚れた霊に取りつかれた…

 40編9−12節

9 大いなる集会で正しく良い知らせを伝え/決して唇を閉じません。主よ、あなたはそれをご存じです。10 恵みの御業を心に秘めておくことなく/大いなる集会であなたの真実と救いを語り/慈しみとまことを隠さずに語りました。11 主よ、あなたも憐れみの…

ステファノの信仰

ステファノは迫害者達に向かって、あなた方は神様から遣わされた預言者達を迫害し、殺してきた先祖達のことを知りながら、今、又同じ道を歩いている。預言者(バプテスマのヨハネ)を殺し、ついに神の御子、救い主イエスまで殺してしまったあなた方は「聖霊…

聖書の読み方・歴史観の違い(2)

もう一つの違いは「まず神ありき」の、神様がおられるもとでの自分の人生か、或いは「まず自分ありき」の、自分優先での神様のいる人生なのか、ということです。迫害者達がイエス様を救い主として拒んだ理由の一つは、メシアはダビデの子孫から生まれるとの…

神殿と律法

アブラハムからダビデの時代までは神殿はなく、幕屋で礼拝をしており、初めて神殿を建てたソロモンは、天地の創り主である神様が人間の手による建物に住まわれることはないことを知っておりました。ただ神様がそこに名を置き、目を注いで下さる場所として神…

聖書の読み方・歴史観の違い(1)

「木を見て森を見ず」という言葉があります。細かい点に注意しすぎて、大きく全体をつかまないという意味です。迫害者達は、自分達の先祖の歩みを聞いてはいましたが、歴史の背後に流れる神様の救いのご計画と、それに反逆し続けてきた人間の不従順について…

はじめに

私達は、過去多くのキリスト教徒達が迫害を受けて殉教の死を遂げてきたことを知っています。今日はその最初の殉教者となったステファノと、迫害者達の言動から、信仰について学びたいと思います。ステファノは、恵みと力に満ち、すばらしい不思議な業としる…

 7章54節ー8章3節使徒

7:54 人々はこれを聞いて激しく怒り、ステファノに向かって歯ぎしりした。7:55 ステファノは聖霊に満たされ、天を見つめ、神の栄光と神の右に立っておられるイエスとを見て、7:56 「天が開いて、人の子が神の右に立っておられるのが見える」と言…