2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

闇から光へ

パウロが遣わされた目的は、暗闇の世界に生きる人々の目を開かせて光の世界に導くこと。サタンの支配から神様の支配のもとに立ち帰らせることです。そして暗闇の世界に生きていた人々が、イエス・キリストへの信仰によって罪の赦しを得ること、彼らが神の民…

天からの声

ダマスコ途上で、真昼に突然、太陽より明るく輝く天からの光を見て、パウロ達一行が地に倒れた時、天からの主イエスの声を聞きました。なぜ主がパウロにご自身を現されたのか、その理由と目的が語られます(16節から18節)。 第一に、復活のイエス様の証人お…

パウロの証しと説教

パウロはこれまでの自分の歩みを語りました。ユダヤ教徒として、律法を厳格に守り、旧約聖書のメシアの預言や復活を信じて従ってきた歩みでした。しかし預言の成就として、神が主イエスを最初に復活させたことを知らずにキリスト者を大いに迫害していた最中…

ヘロデ・アグリッパ2世と、その妹ベルニケの訪問

アグリッパ王は新総督の就任祝いに訪れて、総督からパウロの話を聞き、自分も話を聞きたいと言い出したので、総督はアグリッパ王を始めとする町の主だった人達を集め、パウロに話をさせることにしました。思いがけず、「王」の前で話すチャンスが与えられた…

はじめに

カイサリアで、新総督フェストゥスのもと、パウロの裁判が再び始まりました。告発人であるエルサレムの宗教指導者達は、パウロを有罪にして死刑に持ち込もうとしましたが、結局、罪状は立証できませんでした。総督は、告訴の内容が宗教上のことであり、死罪…

26章1−23節

1 アグリッパはパウロに、「お前は自分のことを話してよい」と言った。そこで、パウロは手を差し伸べて弁明した。2 「アグリッパ王よ、私がユダヤ人たちに訴えられていることすべてについて、今日、王の前で弁明させていただけるのは幸いであると思います…

42章6−7節、16節

6 主であるわたしは、恵みをもってあなたを呼び/あなたの手を取った。民の契約、諸国の光として/あなたを形づくり、あなたを立てた。7 見ることのできない目を開き/捕らわれ人をその枷から/闇に住む人をその牢獄から救い出すために。16 目の見えない…

成長し続ける

もっと見えるように、もっと聞けるように、もっと神様の福音を語れるように、もっと神様の真理を悟ることができるように、成長し続けることが私達に求められています。悪の誘惑に戻ることなく、神様の招きに従い、御前に立ち続けることで豊かな信仰の実を実…

「この村に入ってはいけない」(26節)

この村とはベトサイダです。ベトサイダはイエス様の奇跡を数多く見ながら悔い改めず、イエス様がお叱りになった場所です(マタイ11:20)。そのような村に、この盲人が入ることをイエス様は禁じられました。新しい一歩を踏み出すのは、不信仰の「この村」か…

段階的成長

前回(8:14−)イエス様は、弟子達が御自分の語る言葉を悟らないので「目があっても見えないのか」と言われました。四千人に食べ物を与えた奇跡(1節−)を目の当たりにしても、弟子達はイエス様が神の御子であることについて「ぼんやり」としか分かっていま…

段階

今日の聖書では、癒しが「段階」を踏んでいます。最初の癒しの後、「見えるようになって」(24節)とありますが、これは「見上げて・顔を上げて」とも訳されます。「何か見えるか」とのイエス様の問いに、「人が見えます!」「木のようですが歩いているのが…

はじめに

今日の聖書は癒しの奇跡の一つです。「耳と口の不自由な人を癒した」話(マルコ7:31〜37)との共通点として挙げられることは、体の不自由な人が連れて来られ、イエス様が手を置く(触れる)ことによって癒されると信じて懇願していることです。(当時は癒す…

8章22−26節

22 一行はベトサイダに着いた。人々が一人の盲人をイエスのところに連れて来て、触れていただきたいと願った。23 イエスは盲人の手を取って、村の外に連れ出し、その目に唾をつけ、両手をその人の上に置いて、「何か見えるか」とお尋ねになった。24 す…

29章17−24節

17 なおしばらくの時がたてば/レバノンは再び園となり/園は森林としても数えられる。18 その日には、耳の聞こえない者が/書物に書かれている言葉をすら聞き取り/盲人の目は暗黒と闇を解かれ、見えるようになる。19 苦しんでいた人々は再び主にあっ…

二つの生き方

パウロにとって、復活の希望がある以上「死」は恐怖ではなく、逆に、この地上から去ってキリストと共にいたいと熱望しており、この方がはるかに望ましいとまで言っています(フィリピ書1:23)。しかしユダヤ人の訴えが事実でない以上、無実は立証されなけれ…

自己保身

フェストゥスは、自分がパウロを釈放すれば、ユダヤ人指導者層を赴任したばかりで敵に回すことを覚悟しなければならないことを察知し、「自分はあなた達の敵ではない」とユダヤ人にアピ−ルする為、彼らの願い通り、エルサレムでの裁判の道を開こうとしたので…

総督フェストゥス

二年後フェリクスは転勤となり、フェストゥスが赴任してきました。彼は保留となっていたパウロの裁判を、着任後まもなく開きました。ユダヤ人達は、前回と同じように重い罪状を言いたてましたが立証には至りませんでした。ところがフェストゥスはパウロに、…

総督フェリクス

フェリクスは妻がユダヤ人であるということもあり(24節)、パウロを、キリスト者の指導者の一人であることを認めて、パウロの監禁中たびたびパウロを呼び出しては、イエス・キリストへの信仰についてパウロから聞きました。彼がパウロに対して抱いていた思…

はじめに

ローマがユダヤ地方の総督として派遣していたフェリクスのもとで、パウロの裁判は開かれました。しかし告訴したユダヤ人の側では、パウロを有罪にする証拠も証明も出来ませんでした。この裁判の前に総督フェリクスは、千人隊長リシアから「パウロとユダヤ人…

25章6−12節

6 フェストゥスは、八日か十日ほど彼らの間で過ごしてから、カイサリアへ下り、翌日、裁判の席に着いて、パウロを引き出すように命令した。7 パウロが出廷すると、エルサレムから下って来たユダヤ人たちが彼を取り囲んで、重い罪状をあれこれ言い立てたが…

11編1−7節

1 【指揮者によって。ダビデの詩。】主を、わたしは避けどころとしている。どうしてあなたたちはわたしの魂に言うのか/「鳥のように山へ逃れよ。2 見よ、主に逆らう者が弓を張り、弦に矢をつがえ/闇の中から心のまっすぐな人を射ようとしている。3 世の…

私達の信仰

私達もパウロと同じように、信仰によって、肉体の死がすべての終りではなく、復活して神の国に入れられることを信じています。私達は、神様を神様として信じてこなかったそれ迄の罪を悔い改め、イエス様を神の子・救い主と信じる信仰により、罪から救われて…

復活の希望の確信

パウロは「正しい者も正しくない者もやがて復活するという希望を、神に対して抱いています」と告白しています。イエス・キリストの復活は新約聖書の信仰の根本であり、弟子達の宣教の中心は「神様がイエス・キリストを復活させた。自分達はその復活の証人で…

パウロの信仰告白

14節以下で、パウロは、自分は先祖の神(天地創造主の唯一なる神)を礼拝する者であり、律法と預言者(旧約聖書のこと)をことごとく信じていると告白します。さらに、自分は復活する希望を抱いており、これは自分を訴えている人々と同じ信仰だと主張します…

パウロの弁明

この告発に対するパウロの答弁が、今朝読んでいただいた10節から21節にあります。パウロは、自分がエルサレムに来たのは礼拝の為であり、しかもエルサレム到着後12日しかたっておらず、ここでの告訴の内容は、誰も、何の証拠も挙げることは出来ないと訴えを…

告発

法廷では、大祭司アナニアと長老数名および弁護士テルティロがパウロを訴え、彼が世界中のユダヤ人の間に騒動を引き起こしていること、さらに彼が「ナザレ人の分派の主謀者である」と述べ、最後に「神殿を汚そうとしたからパウロを逮捕した」と告訴の理由を…

はじめに

今日の新約聖書は、千人隊長の命令によってパウロがカイサリア(ローマ総督駐在地)に護送されたその後の出来事が記されています。パウロの暗殺計画が失敗に終った後、パウロに殺意を抱くユダヤ人達は、今度は、総督に訴える為わずか5日後にはカイサリアにや…

24章10−23節

10 総督が、発言するように合図したので、パウロは答弁した。「私は、閣下が多年この国民の裁判をつかさどる方であることを、存じ上げておりますので、私自身のことを喜んで弁明いたします。11 確かめていただけば分かることですが、私が礼拝のためエル…

12章1−4節

1 その時、大天使長ミカエルが立つ。彼はお前の民の子らを守護する。その時まで、苦難が続く/国が始まって以来、かつてなかったほどの苦難が。しかし、その時には救われるであろう/お前の民、あの書に記された人々は。2 多くの者が地の塵の中の眠りから…