闇から光へ

 パウロが遣わされた目的は、暗闇の世界に生きる人々の目を開かせて光の世界に導くこと。サタンの支配から神様の支配のもとに立ち帰らせることです。そして暗闇の世界に生きていた人々が、イエス・キリストへの信仰によって罪の赦しを得ること、彼らが神の民として、神の国を受け継ぐ者として生きることです。(私達にも同じ使命が与えられています)。


 暗闇の世界に生きる人々とは、自分の造り主を知らず自分を神として生きている人々、この世の支配(サタンの支配)の下にいる人々(ガラテヤ5:19−では、姦淫、わいせつ、好色、偶像礼拝、魔術、敵意、争い、そねみ、怒り、利己心、不和、仲間争い、妬み、泥酔、酒宴など、肉の欲に支配されている人々)です。一方、光の支配のもとで結ぶ霊の実は、愛、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制です。


 暗闇の世界から光の世界に導き出された私達はこの恵みを捨てて後戻りしてはなりません。信仰によって罪を赦された私達は、神の国の民として神の国を受け継ぐことが約束されています。「飽きずに励んでいれば、時が来て、実を刈り取る」(同6:9)と聖書は励ましています。導かれた光の世界の中で歩み続けましょう。