天からの声

 ダマスコ途上で、真昼に突然、太陽より明るく輝く天からの光を見て、パウロ達一行が地に倒れた時、天からの主イエスの声を聞きました。なぜ主がパウロにご自身を現されたのか、その理由と目的が語られます(16節から18節)。


 第一に、復活のイエス様の証人および奉仕者になる為、第二に、パウロユダヤ人や異邦人の間から救い出して、イエス様の証人として派遣する為です。つまりパウロは、これ迄生きてきた社会(この世=罪の支配する世界)から救い出されて、「神の支配する世界」に移されたのです。そして救い出して下さったイエス様から新しい使命を帯び、再び「罪の支配するこの世」に戻されますが、しかしその時のパウロは「以前と同じ」パウロではなく、この世から救い出された後の、「イエス様からこの世に派遣された」パウロ、という大転換が起きます。