2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

弟子を引き継ぐ

私達も、祝福と平和を携えて伝道する時、反応は、聞く人と拒む人に分かれます。弟子達の時代から常にそうでした。私達は伝えた相手の終末に関して責任を持つ必要はありません。しかし伝える責任はあります。なぜなら「今や恵みの時、今日こそ救いの日」(2コリ…

滞在先

イエス様は、「町や村に入ったら、ふさわしい人は誰かを良く調べ、旅立つ時まで、その人のもとにとどまりなさい。」と言われました。滞在先は慎重に選ばなければなりません。伝道の妨げになるような人の所では良い働きは出来ません。福音を聞く耳があり、客…

所持品について

所持品は「なし」です。弟子達の語る福音も病人を癒す力も、すべてイエス様からいただいたものです。ただで受けたものはただで与えます。弟子達が必要とする食物は、旅先で福音を聞いた人達や、愛の奉仕を受けた人達が、その報酬として与えるでしょう。これ…

何をするのか

イエス様は弟子達に「病人をいやし、死者を生き返らせ、重い皮膚病をわずらっている人を清くし、悪霊を追い払いなさい。」と命じました。このわざは神様の業でありイエス様御自身がなさった奇跡のわざです。イエス様は、この奇跡のわざの力を、これから遣わ…

何を伝えるか

イエス様は、「行って、『天の国は近づいた』と宣べ伝えなさい。」と命じられました。それまでは、天の国(神様のおられるところ)は、人々の、想像に基づいた、漠然としたものだったでしょう。しかしイエス様は天から(神様のおられるところから)来て下さ…

派遣先

弟子達の派遣先は、異邦人(ユダヤ人以外)の町ではなくイスラエルの人々(ユダヤ人)に限定されています。申命記(旧約聖書)にはこう記されています。「あなたは、主の聖なる民である。あなたの神、主は・・すべての民の中からあなたを選び、ご自分の宝の…

はじめに

今日の聖書は、イエス様が12弟子を選ばれて、伝道に派遣するにあたり語られた言葉です。第一に、派遣先について。第二に、何を伝えるのか。第三に、何をするのか。第四に、所持品について。第五に、滞在先についてです。イエス・キリストの教えが全世界に拡…

マタイ福音書10:5−15

詩編71:14−19

主の憐れみ

「主」が預言者を通して、何度も警告して下さっていることが、実は、主の「憐れみ」によるのです。主は、ご自分の選んだ民(イスラエル)の中から、悔改めて従う者を再び故郷へ戻ることが出来るとの希望を与え、その約束の実現へと導かれました。 さて今、私…

主の主権

「悔い改めよ。そうでなければ滅びる!」との預言は、バビロン捕囚という形で実現しました。しかしそれで終わることなく、その後、「苦境からの解放」という希望の預言を、神様はエレミヤに語らせ実現されました。つまり、「神様がこの世に主権をもっておら…

預言の実現

エレミヤが生きた時代、イスラエルの人々は「主」である神様を崇めることを忘れる人々が多く、神様はエレミヤに、多神教の神々ではなく本当の唯一の神であるご自分に立ち帰るように、人々に伝えることを命令されます。しかし、目に見えない神様を畏れること…

はじめに

エレミヤは紀元前7世紀後半から6世紀前半にかけて、主(おも)にエルサレムで活動した預言者です。預言者とは「神の啓示を受け、神の名によって語る人」です。エレミヤ書はエレミヤの「召命」から始まります。エレミヤは、生まれる前から神様に選ばれ、生涯、…

ローマ書9:20−24

エレミヤ書18:1−10

真の導き手

神様はヨシュアに「律法をすべて忠実に守り、右にも左にもそれてはならない」と言われました。真の導き手は聖書の教え、イエス様の教えから右にも左にもそれない人です。又、キリストに結ばれキリストの恵みに与っている人です。さらには御霊の実(愛、喜び…

いばらからぶどうは取れない

イエス様は「ほんもの」と「にせもの」を区別するために、いばらとぶどう、あざみといちじくを引用します。似ていても一方は実を結ぶ食料となり、他方は障害物となること、又、同じ実を結ぶ木でも良い木は良い実を結び、悪い木は悪い実を結ぶこと。その事実…

偽ものの内側はおおかみ

イエス様は、偽預言者を、羊の皮を身にまといその内側は貪欲な狼であると譬えました。12弟子を伝道に遣わす時にもイエス様は、「私はあなた方を遣わす。それは、狼の群れに羊を送りこむようなものだ」と言われました。聖書で「羊」とは羊飼いであるイエス様…

偽預言者を警戒しなさい

今日の聖書は、神様のことを知った後の信仰の導き手について、イエス様が「偽預言者を警戒しなさい」と警告している箇所です。私達の社会でいえば、宗教的な指導者(キリスト教会では、牧師・神学教師など)の中に、にせものがいるという警告として聞きます…

はじめに

私達は、自分に与えられた人生を生きていく上で、導き手が必要です。幼い時は、両親によって導かれ、成長に伴い幼稚園・保育園や、入学以降に出会う教師達、さらには人生の先輩ともいえる人達と出会い、アドバイスや指導を受けながら、今日の自分があるので…

マタイによる福音書7:15−20

ミカ書3:1−8

選び

もう一つ大切な言葉が語られています。「あなた方が私を選んだのではない。私があなたがたを選んだ」という言葉です。弟子達を最初に招いて下さったのはイエス様です。この世のすべてを支配し、良い方向へ導いて下さる私の救い主イエス様は、この世のすべて…

神の愛

イエス様が教えられた「愛」は、「友のために自分の命を捨てる愛」です。イエス様は弟子達に、「わたしはあなたがたを友と呼ぶ。」(15節)と言われました。その直後にイエス様は、人間の罪の贖いのために十字架上で死なれました。神の御子でありながらイエ…

ぶどうの木のたとえ

今日読んだ15章の最初に、イエス様は御自分のことを「私はまことのぶどうの木」と宣言され、その直後に、天の父なる神様が、まことのぶどうを育てて下さる「農夫」(この世を支配されている)と言われています。それは、父なる神様に本当につながっているの…

告別説教の背景

イエス様は「神の御子」であるにもかかわらず、天の御座を降りて、この世で人間として生きられました。それは神の御子のみが知る「神の国」「神の愛」などについて人々に知らせる使命を神様から与えられたからです。しかしこの世の人々は、イエス様を「神の…

はじめに

イエス様が十字架の受難を前に、弟子達に向かって語られた「イエス様の遺言」とも言える御言葉が、ヨハネ福音書の14章から16節まで記されていて、「告別説教」又は、「訣別説教」とも呼ばれています。 私達人間は、死が迫ると愛する家族や仕事の後継者に何を…

ヨハネ福音書15:11−17

イザヤ書41:8−19