はじめに

私達は、自分に与えられた人生を生きていく上で、導き手が必要です。幼い時は、両親によって導かれ、成長に伴い幼稚園・保育園や、入学以降に出会う教師達、さらには人生の先輩ともいえる人達と出会い、アドバイスや指導を受けながら、今日の自分があるのではないかと思います。
しかし、それらの人々との出会いとは区別される出会い、自分の人生観や価値観に決定的な影響を与えるのは、自分に命を与え、自分を生かして下さる創造主である神様との出会いではないかと思います。旧約聖書に、「あなたの若い日に、あなたの造り主を覚えよ。悪しき日がきたり、年が寄って、『わたしには何の楽しみもない』と言うようにならない前に、そのようにせよ。」(コヘレトの言葉12:1)とあります。日本では神道や仏教の影響が強く、聖書が伝える創造主であり、イエス・キリストの父である神様のことを聞く機会が限られています。その中で、若い日を過ぎたあとでも、こうして生きている間に神様と出会うことが出来ることは、本当に素晴らしいことであり、大きな神様の恵みです。