2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

感謝のみなもと

神様がキリストをプレゼントして下さった。それを私達が受け入れた。これが収穫感謝際の、最初の、そして最終の目的であり、感謝の源であるといえるでしょう。 そういう意味で、神様が、キリストを「救い主」として遣わして下さったことによって礼拝を守って…

礼拝

「神の国を求める」とはキリストを求めることであり、キリストに従うことだと申しましたが、そのキリストが語られ、キリストがなされたことが説かれるのは礼拝です。礼拝に出席し、礼拝で説かれる御言葉を聴く。もちろん、「聖書を読む」こともキリストを知…

神の国を求める

「神の国」という言葉は、キリストが福音を宣ベ伝えられた時、最初の第一声が、「神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」でした。神の国は、キリストがそこで支配なさる。キリストと共にそこにある。神の国を求めるとは、キリストを求めることです…

宝を天に積む

21節に「自分のために富を積んでも、神の前に豊かにならない者(天に宝を積まない者)は、この通りだ」(今夜、お前の命は取り上げられる)」とあります。つまり私達は、自分の為に富を積む(収穫する・稼ぐ)のではなく、神の前に豊かになる(=神に富を積…

報酬を得ていなくても、人には「つとめ」がある。

宗教改革者は、たとえば主婦が台所に立ち、食事の用意をする。あるいは家の掃除をする。「その仕事の中で、その人は神に仕えている」と言いました。それぞれ神によって召された「つとめ」があります。特定な仕事を持っていなくても、報酬を得ていなくても、…

だれに、何を感謝するのか。

収穫感謝であれ、勤労感謝であれ、誰に感謝するのでしょうか。日本では田んぼの神であったり、畑の神であったりしますが、私達は収穫感謝においては詩編にもありましたように、天地を創り自然を創り、自然を支配されている神に感謝するのです。勤労感謝であ…

はじめに

本日は収穫感謝の礼拝です。収穫感謝祭は国によって守る時期は異なります(ドイツでは10月第一日曜日・アメリカでは11月第4木曜日)。アメリカでは収穫も含めて、その年に与えられた恵みに感謝し、それを聖書に基づいて「施し」という形で感謝を表すというこ…

ルカ12:13−21、33−34  

詩編104:19−31

記念として語り伝えられる

イエス様は「世界中どこでも、福音が宣べ伝えられる所では、この人のしたことも記念として語り伝えられるだろう」と言われました。この女性は主に出会い、機会をとらえ、勇気を持ってイエス様にふさわしく行動しました。聖書はこの女性の名前は記さず、「し…

「この人は埋葬の準備をしてくれた」

イエス様は「私に良いことをしてくれた」とこの女性を評価されました。彼女は、神の御子にふさわしい「人間が出来得る最も美しい信仰」の姿でイエス様に敬意を示しました。すなわち自分の持っていた最高に良い物(香油)を惜しげもなく、全部イエス様に注ぎ…

人々の反応

そこにいた人達は、「300デナリオン以上の価値(一年間の賃金)があるのに何と勿体ないことをしたのだ! その分、貧しい人達に施せたのに」と非難しました。彼らは自分の考え・感じ方で相手をすぐに裁きます。何より自分のメンツ・立場・感情を第一にして、…

「一人の女」の行動

今日の聖書は、過越祭の前日の「ベタニア」での出来事です。首都エルサレムから3?ほど離れた村で、イエス様一行は、シモンの家に滞在して食事の席についていました。イエス様はこの旅が、十字架への道であるとお分かりになっていた中で、重い皮膚病で苦しん…

はじめに

過越祭は、イスラエルの民の「出エジプト」を記念する大事な行事です。神様は、奴隷として苦しんでいたイスラエル民族を、寄留地エジプトから脱出させる許可をエジプト王から出させるために、十の災いを起こされました。その最後の災いが「初子の死(家畜も…

マルコ14:1−9

イザヤ書61:1−4

「私の後から来る方は、聖霊と火であなたたちに洗礼をお授けになる。」

ヨハネの水のバプテスマは、悔い改めのバプテスマでした。しかし、ヨハネのあとから来られたイエス様を、「神の御子・救い主」と信じたキリスト者は、イエス様から聖霊と火によるバプテスマを授けていただけます。 聖霊によるバプテスマとは具体的にはどうい…

ファリサイ派とサドカイ派

ヨハネのもとにきた人達の中に、ファリサイ派とサドカイ派の人々が多くいました(7節)。彼らに共通していたのは自分達がアブラハムの子孫であり選民であるという特権意識でした。自分達は無条件に守られており、神様から見捨てられることはないとの、安心感…

悔い改める=向きを変える

ヨハネが荒れ野で語った言葉は「悔い改めよ。天の国は近づいた」(2節)です。「悔い改めよ。天の国は近づいた」とは、「長い間神様と遠く離れて生活をしてきた人間の世界に、天の国(神様の支配)がまもなく始まる。だから一人一人、悔い改めて、神のもとに帰…

はじめに

私達の社会では、地位の高い重要な人物と考えられる人(例えば天皇陛下や大統領など)が車で目的地に向かう時、必ず先導車が用意されるように、神様がこの世を救う為に、独り子イエス様を天から遣わされるにあたって、先導役の使命を与えられた人物がいます…

マタイ3:7−12

エゼキエル33:7−11

先週(11月25日)の収穫感謝礼拝説教要旨 詩編104:19−31・ルカ12:13−21、33−34 「宝を天に積む」 倉松功先生(元東北学院院長) *はじめに 本日は収穫感謝の礼拝です。収穫感謝祭は国によって守る時期は異なります(ドイツでは10月第一日曜日・アメリカで…

救いの道

滅びるしかなかった私達人間に対して、神様は救いの道を開いて下さいました。「ただ、キリスト・イエスによる贖いの業を通して、神の恵みにより無償で義とされる」(同24)、「すなわち、イエス・キリストを信じることにより、信じる者すべてに与えられる神…

「正しい者はいない。一人もいない。」

しかしイスラエルの人々は、正しく生きるために与えられた律法を、守ることが出来ませんでした。罪が支払う報酬は死であり(ロマ6:23)、滅びです。「正しい者はいない。一人もいない。」(同3:10)、「人はみな、罪を犯して神の栄光を受けられなくなって…

聖徒

今日の聖書は、なぜ私達が本来「聖」なる者ではないにもかかわらず、聖とされて、聖徒の一員に加えられたかが語られているところです。 神様は、世界に罪が増大していく中で、人々が神様を信じて正しく生きる為に、多くの民族の中から一つの民族(イスラエル…

はじめに

日本キリスト教団では、11月の第一日曜日を「聖徒の日」と定め、先に召された信仰者の方々を記念し、礼拝をささげています。私達が告白する使徒信条の中に、「聖徒の交わりを信じる」とあります。教会は、「同じ信仰を告白する者の群れ」であり、「イエス・…

ロマ書3:21−28

イザヤ書46:1−4