悔い改める=向きを変える

ヨハネが荒れ野で語った言葉は「悔い改めよ。天の国は近づいた」(2節)です。「悔い改めよ。天の国は近づいた」とは、「長い間神様と遠く離れて生活をしてきた人間の世界に、天の国(神様の支配)がまもなく始まる。だから一人一人、悔い改めて、神のもとに帰りなさい」ということです。悔い改めるとは「向きを変える」ことです。今まで自分中心に生きてきた人が、今度は神様に向かって生きるようになることです。
この洗礼者ヨハネの言葉を聞いて、「エルサレムユダヤ全土から、又、ヨルダン川沿いの地方一帯から、人々がヨハネのもとに来て、罪を告白して、ヨルダン川で彼から洗礼(バプテスマ)を受け」ました(5−6節)。すなわち、多くの人々が、洗礼者ヨハネの叫ぶ声に耳を傾けたのです。