ファリサイ派とサドカイ派

ヨハネのもとにきた人達の中に、ファリサイ派サドカイ派の人々が多くいました(7節)。彼らに共通していたのは自分達がアブラハムの子孫であり選民であるという特権意識でした。自分達は無条件に守られており、神様から見捨てられることはないとの、安心感と傲慢がありました。
 洗礼者ヨハネは彼ら達に、「悔い改め」を口にする時には必ず「悔い改めの実」を結ばなければならないと厳しく語りました。悔い改めるとは、今まで神様に背中を向けていた人が、向きを変えて神様の方に向いて、自分を喜ばせるのではなく神様に喜んでいただく生き方を選ぶわけですから、当然、「実を結ぶ生き方」へと変えられていくはずなのです。