2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

私達も赦され、癒される

さて、聖書に登場した病人を私達と置き換えて考えることができます。私達は罪に縛られ、神様の前に不自由で思うように動くことができていません。パウロでさえ、「自分の望む善は行わず、望まない悪を行っている。(中略)肉では罪の法則に仕えています。」…

詩篇103:3−5に学ぶ

神様の、人間の救いのご計画の内容は、赦し・癒し・贖い・慈しみ・憐れみ・豊かさ・生命力の甦りです。「光」は普通は透明ですが、分析すると赤・橙・黄・緑・青・藍・紫と見ることもできます。神様の人間に下さる恵みは一つ一つの出来事を分類することもで…

「罪の赦しの宣言」と「歩けるようにする癒しの宣言」

イエス様は律法学者に「赦し」と「癒し」の二つを挙げて、どちらが易しいかと問いました。ある注解書にこうあります。「この問いは答え難い問いである。」「この問いは一つの明確な答えを求めるものではなく、むしろ敵対者たちを困惑させるためのものではな…

律法学者

6節にイエス様の反対勢力として「律法学者」が現れます。彼らはモーセが神様からいただいた十戒をはじめ、旧約聖書全体を詳しく知っていた人々、イスラエル民族の宗教生活全般を指導していた有力者階級の人達です。政治的にも最高議会で多くの議席を占める町…

病人と四人の男

「神の御言葉が語られて」いた、そのような最高の敬意を払うべき状況下で、何と四人の男が屋根をはがし始め、病気で体が思うように動けなくなった人(一般的に脳の血管が破れたり詰まったりした後、手足、言語機能、運動機能に障害が起こっている状態)の床…

はじめに

マルコ一章には、イエス様が、汚れた霊に取りつかれた人や噂を聞きつけてやってきた多くの病人を癒されたことが記されています。癒された人はそのことを人々に言い広めたので、イエス様の周りはいつも人々が一杯でした。そんな状況の中「イエスが御言葉を語…

 2章1−12節

1 数日後、イエスが再びカファルナウムに来られると、家におられることが知れ渡り、2 大勢の人が集まったので、戸口の辺りまですきまもないほどになった。イエスが御言葉を語っておられると、3 四人の男が中風の人を運んで来た。4 しかし、群衆に阻まれ…

 103:1−13節

1 わたしの魂よ、主をたたえよ。わたしの内にあるものはこぞって/聖なる御名をたたえよ。2 わたしの魂よ、主をたたえよ。主の御計らいを何ひとつ忘れてはならない。3 主はお前の罪をことごとく赦し/病をすべて癒し4 命を墓から贖い出してくださる。慈…

私達は礼拝に招かれている。そして日常生活の奉仕へ。

私達は具体的な日常生活において、仕事をしながら神に奉仕をするとは考えないかもしれません。しかしそこを離れて人に仕えることはないでしょうし、人に仕えることを離れて神に奉仕をするということは考えられません。それだけに私達の日常生活は大変なこと…

ルター「キリスト者の自由」

「キリスト者の自由」の最初にでてくる「二つの言葉」は今日の聖書に非常に関連があるのではないかと思います。 1.「キリスト者は、すべての者の上に立つ自由な君主である」。 キリスト者は神によってキリストを通して罪が赦され、罪から解放され、キリス…

日常生活においてなすべき礼拝 (12:3以下)

3節以下には「日常生活においてなすべき礼拝」「教会の中の生活」において一番重要な仕事が語られています。「預言・奉仕・教え・勧め・施し・指導・慈善」との言葉が出ています。大事なクリスチャンの基本になる「教会生活」の中でなされている仕事です。パ…

礼拝の持つ使命

私達の世界では、さまざまな形で善についての議論がなされています。社会生活や改善する時の方針、教育の在り方など考える時、必ず理性的、善・悪を問題にします。戦後の教育基本法などに出てくる善とか価値というものについて見る時、それがいかに聖書の教…

なすべき礼拝

このことから1節の「なすべき礼拝」というのが何であるかがよくわかると思います。「心を新たにして自分を変えていただき、神に喜ばれる善いこと、完全なことを学ぶ」ことが日曜日の礼拝です。「なすべき礼拝」とは、英語では「リ−ズナブル(reasonable)な…

礼拝の意味

次にパウロは礼拝の意味(礼拝がどういうものであるべきか)を語っています。12:2「あなたがたはこの世に倣ってはなりません。むしろ、心を新たにして自分を変えていただき、何が神の御心であるか、何が善いことで、神に喜ばれ、また完全なことであるかをわ…

神が私達に奉仕をした

今日のキーワードは「礼拝が奉仕である」ということです。日曜日の礼拝は「神が私達に奉仕をした」ことを聞くことです。神がキリストを私達に送って下さったその意味を学ぶことです。それによって何が起こったかということを教えられるのです。これは神の私…

礼拝は「奉仕」

礼拝には「奉仕」という意味があります。日曜礼拝は「サンデー・サービス(Sunday service)」といいます。奉仕をするとは(どのような形であれ)周辺の人が助けを必要としている時に助けることです。聖書には隣人愛という形で表れますが、それも又奉仕です…

パウロの勧め

パウロは勧めます。「自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。これこそあなたがたのなすべき礼拝です」(12:1)。これはすぐには読めない大変厳しい言葉です。生ぬるい私共の生活から比べると「いけにえとして献げる」とは大変な言葉で…

「こういうわけで、兄弟たち、神の憐れみによってあなた方に勧めます。」

冒頭の「こういうわけで」とは、ロマ書1章から11章の終りまでの全体を指しているように思いますが、「神の憐れみ」は特に3:21から11章の終りまでに関係しています。「神の憐れみ」とは神が私達に御子イエス・キリストを与えて(送って)下さった、(神様の…

はじめに

「礼拝としての生活」・・このような言い方はあまり聞き慣れないかもしれません。パウロがここでいう「礼拝」とは、私達がささげている礼拝と、キリスト者の生活という意味での礼拝の両方を意味していると思います。今朝はこの二つの「礼拝」の関連について…

 12:1−2

1 こういうわけで、兄弟たち、神の憐れみによってあなたがたに勧めます。自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。これこそ、あなたがたのなすべき礼拝です。2 あなたがたはこの世に倣ってはなりません。むしろ、心を新たにして自分…

 95:1−11

1 主に向かって喜び歌おう。救いの岩に向かって喜びの叫びをあげよう。2 御前に進み、感謝をささげ/楽の音に合わせて喜びの叫びをあげよう。3 主は大いなる神/すべての神を超えて大いなる王。4 深い地の底も御手の内にあり/山々の頂も主のもの。5 海…

キリストの証人となる

イエス様は弟子達に、彼ら自身の仕事をしっかり成し遂げる為の言葉を与えられました。それが冒頭に記した1章8節です。彼らの上に聖霊が降ることによって、力が与えられ、彼らはイエスこそキリスト(救い主)であることを証しするキリストの証人となるとの約…

神様の絶対権

神様の絶対権について私達はどこまでわきまえているでしょうか。ロマ書に「人よ、神に口答えするとは、あなたは何者か。造られた物が造った者に、『どうして私をこのように造ったのか』と言えるでしょうか。」(9:20)とあります。神様は私達の生も死も支配…

父が・・お定めになった時や時期は、あなた方の知るところではない。

弟子達が知りたいと思って尋ねた質問は、神様の絶対権(神様だけが決め得ることがら)に触れるものでした。マルコ福音書に「天と地が滅びるその日その時は、誰も知らない。天使達も子も知らない。父だけがご存じである」(13:32)とあります。イエス様は、…

弟子の質問

「イエスは苦難を受けた後、ご自分が生きていることを・・使徒達に示し」(1:3)、「あなたがたはまもなく聖霊による洗礼を授けられる」(1:5)と約束されました。弟子達はイエス様に、「イスラエルに与えられた約束はいつ実現するのか」と質問します。か…

はじめに

使徒言行録は、本日の聖書の1章8節が主題であるといえます。 「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリヤの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」 この言葉は、復活さ…

 1章6−11節

6 さて、使徒たちは集まって、「主よ、イスラエルのために国を建て直してくださるのは、この時ですか」と尋ねた。7 イエスは言われた。「父が御自分の権威をもってお定めになった時や時期は、あなたがたの知るところではない。8 あなたがたの上に聖霊が降…

 10章12−14節

12 イスラエルよ。今、あなたの神、主があなたに求めておられることは何か。ただ、あなたの神、主を畏れてそのすべての道に従って歩み、主を愛し、心を尽くし、魂を尽くしてあなたの神、主に仕え、13 わたしが今日あなたに命じる主の戒めと掟を守って、…

選民イスラエルから異邦世界へ

申命記に「あなたは、あなたの神、主の聖なる民である。あなたの神、主は地のおもてにいるすべての民の中からあなたを選び、ご自分の宝の民とされた。主が・・あなた達を選ばれたのは、あなた達が他のどの民よりも数が多かったからではない。あなた達は他の…

使徒言行録を学ぶ

今月より、礼拝で、使徒言行録を通して御言葉を学びたいと思います。宛て先のテオフィロは、おそらくローマ政府の高い位の役人であったであろうと想像されています。著者がテオフィロに献呈した理由は、キリスト教信仰は、固く根拠づけられた事実の上に基づ…