「一人の女」の行動

今日の聖書は、過越祭の前日の「ベタニア」での出来事です。首都エルサレムから3?ほど離れた村で、イエス様一行は、シモンの家に滞在して食事の席についていました。イエス様はこの旅が、十字架への道であるとお分かりになっていた中で、重い皮膚病で苦しんでいたシモンを憐れんで、癒されたのであろうと推測されます。そこへ一人の女性が入ってきて横座り(当時の慣習)されていたイエス様の頭に、香油の入っている壷の中身全部を注ぎかけました。当時は来客に香油を数滴注ぐ風習があったようですが、おそらく来客でもない女性が、壷を壊してまで、持ってきた香油全部をイエス様に注ぐ行為は異常と言えるでしょう。