救いの道

滅びるしかなかった私達人間に対して、神様は救いの道を開いて下さいました。「ただ、キリスト・イエスによる贖いの業を通して、神の恵みにより無償で義とされる」(同24)、「すなわち、イエス・キリストを信じることにより、信じる者すべてに与えられる神の義です。そこには何の差別もありません。」(同22)、「神はこのキリストを立て、その血によって信じる者のために罪を償う供え物となさいました」(同25)と、あるように、神様は私達人間を救うためにイエス・キリストを遣わし、「十字架の死」という「贖(あがな)いの業」を通して、私達の罪を赦して下さったのです。

「贖う」とは奴隷が自由になる為に、お金を払って買い戻されるように、神様は私達を罪の奴隷から買い戻す為にイエス・キリストの十字架の死という身代金を用意して下さったことを意味します。そしてこの贖いは「イエス・キリストを信じる者すべて」に何の差別もなく、無条件で、無償で与えられます。この神様からの一方的な恵みによって信じる者は聖とされ、「聖徒」の一員に加えられるのです。