三番目の種

 三つ目の「茨に覆われてふさがれて実を結ばない」種については、エレミヤ書4:3−4に学びたいと思います。「茨に覆われる」とは、「主を神として従わない人々の中で生活し、心身ともにそれに染まってしまって、主への信仰を失い、救いから遠ざかること」です。そのような状況では、主の霊に導かれて「愛、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制」(ガラテヤ5:22)の実を結ぶことができなくなります。偶像礼拝をする異教には、怒り、利己心、不和、仲間争い、好色など(同19)を克服できる力が何もないからです。イエス様を主と仰ぐ信仰生活を始めた者は、一つ一つの考え方、習慣、行動が主を中心にしているのかを日々確認し、主に従おうとする心が生きていけるように悪いものの影響が取り除かれるよう祈ることです。