人間の罪

聖書が私達に語る第一のことは、神様がおられるということです。神様はこの世界(空・陸・海)を造られ、鳥や動物や魚を創造され、最後に人間を、神様に似せて創られました。神様に似せて創られた人間は、神様に従順に従って生きている限り平和が約束されていました。ところが最初の人、アダムとエバは、神様の言葉に逆らって自分の欲望を満足させました。これが「罪」の始まりです。

神様は、人間が神様に従い、幸せに生きていけるようにモーセを通して「律法」を与えられました。律法は、神様を愛し隣人を愛することを命じています。「神様を愛する」とは、神様を神様とする。神様でない偶像を拝まない。神様の名前を自分の為に勝手に使わない。神様を礼拝する聖日(日曜日)を大切に守る。そして神様が与えて下さった両親を敬うことです(両親は子供を正しく教え導く責任を持つ)。「隣人を愛する」とは、隣人の命を守る。隣人の家庭を守る。隣人の自由を守る。隣人の名誉を守る。隣人の財産を守ることです。ところが人間は、「律法」を守ることが出来ませんでした。人間は、神様の言葉よりも自分の感情や欲望を優先する生き方(罪の世界)へと堕落していきました。その結果、神様と人間の間には深い断絶ができ、人間は、神様の怒りの前に滅びるしかありませんでした。