イエス・キリストの復活

それは、十字架の死から三日目の朝、まだ暗い内のことでした。マリアはお墓に行き、イエス様の遺体がなくなっていたのを目撃してペトロともう一人の弟子に知らせました(2節)。二人の弟子はすぐ走ってお墓がからであることを確認して家に帰っていきました。ところがマリアはこの後もお墓の外で立ったまま泣き、泣きながら身をかがめてお墓の中を覗きました。中には二人の天使がいてマリアに声をかけますが、マリアは遺体がなくなったことだけを嘆いています。その時復活されたイエス様がお墓の外から(マリアの後ろから)「なぜ、泣いているのか。誰を探しているのか」と声をかけられました。マリアは、その声が誰かを知ろうともせず、遺体が戻ることだけを願っていました。イエス様が、「マリア」と呼ばれた時、初めてマリアはイエス様に気付きました。