神の私達に対する愛

 パウロはロマ書で「私達すべてのために、その御子をさえ惜しまず死に渡された方は、御子と一緒にすべてのものを私達に賜わらないはずがありましょうか。(8:32)」と語っています。


御子キリストを父なる神が遣わして下さった。これが神の私達に対する愛です。私達に奉仕をして下さった。愛する御子さえも私達に遣わして下さった、送って下さった。しかもその御子を私共の為に十字架におつけになった、とすれば、御子と一緒に全てのものを私達に賜らない筈があろうかと言っています。これは大変なことだと思います。


ルターはある時に、死の予感がしたのかもしれませんが、死後の自分は次のようなことを告白するという文章を残しています。


「聖書の神は全てのものを与えて下さる神だと自分は告白する」。


これは、このパウロの言葉に倣っているからでしょう。