墓=死・生=命

 そのようなマリアに、墓(=死の方向)とは180度逆の、生(=命)の世界から、主は声をかけて下さいました。自分の感情に囚われていたマリアは、その声が初めは墓地の管理人だと思いますが、イエス様が「マリア」と名前を呼んで下さったことでイエス様に気付きます。当時、名前を呼びかけることは人格の交流を意図していたそうです。イエス様の呼びかけは、こういう表現になるのでしょうか・・・


「マリア、救い主としての私が呼びかけている! 私は、死の世界からではなく、天地創造の神の御子として、命を与える『生』の世界からやって来たのだ! 死の世界を見ていては救われない!こちらを向いて、生きている私の方に付きなさい。私は預言通り、三日目に復活した!」