全会衆は静かになり、一致に向かう

 ペトロに続き、バルナバパウロも自分達を通して神様が異邦人の間で行なわれたすべての不思議な業を証言しました。又ヤコブも、異邦人キリスト者のことは旧約聖書に預言されており、すべての国民のために神の国は開かれているのであるから、異邦人を悩ませずに以下の三つのことだけを守るように・・第一に、偶像にささげられた肉から遠ざかること。第二に、みだらな行い(たとえば遊女との交際)を避けること。第三に、絞め殺した動物の肉と、血とを避けること(律法では、血は命の担い手として尊重することを求めている)を提案し、会議はこれを承認しました。


私達は今日の聖書から、人は律法を守ることで救われるのではなく、主イエス・キリストの恵みによって救われることを深く心にとめたいと思います。又、意見の対立は起こり得るけれども、神様を仰ぎ、御心と御言葉に耳を傾ける時に教会に一致がもたらされることを覚え、キリストの恵みから離れずに信仰の歩みを続けていきたいと願うものです。