「罪を犯したことのない者が先ず・・」

返事をされないイエス様に、律法学者達はしつこく問い続けました。イエス様がついに口を開かれました。「あなた達の中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい」。自分は同じ罪を犯していないから「裁く権利がある」と考えていた人々は、イエス様の一言で、年長者から順にこの場を去っていきました。自分の内面をみつめ、良心にやましさを感じて、その場にいたたまれなくなったのでしょう。
聖書には、「正しい者はいない。一人もいない」(ロマ3:10)、「人は皆、罪を犯して神の栄光を受けられなくなっている」(同:23)とあります。