ある老婦人の証し

 以前、東北学院大学で教えておられたS先生が特別伝道にいらして、一人の老婦人の話をされました。赴任後まもないある土曜日に面談の約束をして会った老婦人は、なぜ自分がキリスト教徒になったかを一枚の古い写真(それは16才の娘の公園で撮った写真)を示して話されました。
娘さんはこの写真の直後に亡くなったそうです。亡くなった原因はわかりませんが、この婦人はその後、娘の死は自分のせいではなかったのかという思いにさいなまれるようになりました。その思いから抜け出ようと、ダンス、運転免許、音楽、観劇など、色々なことをやりましたが、自分の心を落ち着けてくれるものは一つもありませんでした。その時キリスト教にふれて教会に行き、イエス・キリストの罪の赦しの説教を聞いたのです。娘の死の原因は自分のせいではないか、との思いも神様が受け止めてくださり、娘と母親との間にきちんと神様が裁きをつけてくださった。その方は、キリスト教の福音を聞いて心が落ちついたのです。神様にお任せして出来ることです。