はじめに

 今日は8月の最初の日曜日で、日本キリスト教団が平和聖日と定めている日です。世界の現実は平和とはほど遠く、毎日のようにイラクでは自爆テロに巻き込まれての死者は絶えず、アフガニスタンではタリバンによる韓国人拉致が起こり死者がでています。家族の方々の緊張は私達の想像を越えたものだと思います。更にイスラエルパレスチナの対立は根強く復讐が繰り返されています。国家間の戦争、或いは内戦による難民や孤児達の姿がテレビで放映される度、私達の胸は痛みます。なぜ人は争い続けるのでしょうか。平和とほど遠いのは、世界のことだけに終らず、日本でも地域で、学校で、勤務先で、家庭内で平和が奪われている現実があります。これは人間の罪の結果であるといえますし、それは即ち、この世では、悪の力が猛威をふるっているのです。