父親の願いに対して答えられなかった弟子達

 本日の聖書には、てんかんの病を持つ息子の父親の、いやしへの願いと、それに対するイエス様の応答、さらには信仰についての教えが記されています。イエス様の不在中、弟子達には息子をいやすことは出来なかったというのです。
 「イエスは12人の弟子を呼び寄せ、汚れた霊に対する権能をお授けになった。汚れた霊を追い出しあらゆる病気や患いをいやす為であった」(マタイ10章)とありますから、12弟子にはいやす力が与えられていました。にもかかわらず・・です。嘆く父親と、いやすことが出来なかった弟子達を前にしてイエス様はその不信仰を嘆かれ、彼らが本当の正しい信仰を持つ迄には、どれだけの時と忍耐を必要とするのだろうかと言われました(17節)。山上では、確かに生きて働いておられる神様のご臨在がありました。しかし山の下では、不信仰が蔓延しているのです。