はじめに

 本日は今年最後の日曜日(聖日)です。しかし教会暦から言いますと新年は12月2日の待降節から始まっており、本日は降誕節の最初の日曜日です。(教会暦は、待降節降誕節−受難節−復活節−聖霊降臨節と五つの節に分けられ、待降節は11月30日に最も近い日曜日から4回の日曜日を含む期間をさします。)教会暦は、クリスマスのように毎年12月25日と決まっている祝日と、復活節やその50日後にくるペンテコステ聖霊降臨日)のように毎年変わる祝日があります。イースター(復活日)は、春分の次の満月の次の日曜日と定められた為、毎年移動します。

 私達の日常生活では、明日は大晦日で世の中はきぜわしく動いておりますが、教会では先週クリスマス礼拝をささげたばかりで、1月の6日迄はクリスマスの飾りはそのままにしておくのが習慣になっています。日本の教会ではあまり一般的になっていませんが、クリスマスから12日後の1月6日は東方から博士達が星に導かれてイエス様を礼拝しに来たということで、イエス様が異邦人(ユダヤ人以外の外国人)に、初めて救い主として現れたことを祝う日(顕現日・公現日)です。