いちじくとは・・

 旧約聖書ではイスラエルをいちじくで象徴する例が出てきます(エレミヤ24章・8:13・ホセア9:10)。ミカ書にはイスラエルの民の腐敗に対する嘆きの言葉にいちじくが出てきます。「悲しいかな、私は夏の果物を集める者のように ぶどうの残りを摘む者のようになった。もはや、食べられるぶどうの実はなく、私の好む初なりのいちじくもない。主のいつくしみに生きる者はこの国から滅び、人々の中に正しい者はいなくなった」(7:1)。つまり葉ばかり茂って実のない いちじくの木を引用し、一見敬虔そうであるけれども実質のないイスラエルの民の道徳的腐敗を語っています。