「神の子イエス・キリストの福音の初め。」(1節)

 この言葉はマルコ福音書の本質を最も短くまとめた実に的確な表記です!主イエスが神の子としてこの世で歩みながら、人々に悔い改めを勧め、神の国の到来を告げる、という喜ばしい知らせをもたらして下さったことを明示しています。その御生涯の最期では、人々の罪を贖う為に十字架にかかったけれども死に勝利し、神の支配を勝ち取られたこと、そのこともまた、「よき知らせ」即ち「福音」です。