イエス様の説教と汚れた霊

 カファルナウムで「安息日に会堂に入って教え始められた」イエス様は、それ迄ユダヤの民が慣れていた律法学者の説教のようではなく、神の国の到来を、神の権威のもとに語られました。その力は溢れており、「人々は非常に驚いた」のも無理はありません。そのとき、汚れた霊に取りつかれた男が「ナザレのイエス、構わないでくれ。我々を滅ぼしに来たのか。正体はわかっている。神の聖者だ」(24節)と、叫びました。「構わないでくれ」の直訳は「あなたと我々の間に何があるのか。(何もない)。」です。