「悪霊にものをいうことをお許しにならなかった」(34節)

 神様と悪霊は「何のかかわりも」ありません。神様は、悪霊から証しされる立場では決してありません。神の御子イエス様が中心の神の国は完全な善なる世界であり、悪は完全に打ち滅ぼされなくてはなりません。実際イエス様はその後の歩みで、十字架の後、復活されたことにより「死」という悪の最たるものに打ち勝たれました。それは、父なる神様の側の絶対的勝利をもたらし、神の権威があまねく地上にも行き渡ることになったのですから、そこに悪が主体となる隙はないのです。